寒じめほうれん草レストラン編~そして次は日本のみかん文化の再創造がはじまる予感

2010年1月23日 21:08

マスターソムリエ高野豊氏のワインの会。農系ソムリエと言われ、農産物一般にも詳しい方と聞く。長野のワインを世界レベルまで引き上げた立役者でもあるという。

 

 

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寒じめほうれん草は当初、メニューの予定になかった。
 

 

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旬の寒じめほうれん草を紹介したく、あらかじめサンプルを送り品質を納得していただいた上で「参加」させていただくことになった。寒じめほうれん草トーク。説明がなければただのほうれん草で終わってしまう・・・しゃべらない野菜に替わってお話しするのが野菜ソムリエ。ワインとの決定的な違いは「野菜にアルコールの薬効成分が無いので酔わせるテクニックが限られている事」

 

 

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ぎざぎざの葉っぱで根っこが赤い、昔のほうれん草は本当に美味しかったですね。

意外と多くの方が頷いてくださった。

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さてメニュー。寒じめほうれん草は肉の下じきになっているが、うまく下ごしらえしてあり本来の風味をそのままに添えられていた。見た目の存在感がなかったので、野菜ソムリエとして参加してよかった・・・。押し売りも野菜ソムリエの姿なら怖くない。

 

 

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お隣の席に和歌山県有田市の望月市長。「400年の日本最古の歴史を持つみかん文化で市の未来に道筋をつける」とのマニュフェストを掲げ、当時日本最年少で市長に当選。お会いするのは今回2回目。「世界に認められている日本食、その付随する文化で地域を再創造し、日本を観光立国に」と願うベジタブルフォーキャスターと思いがシンクロしたかもしれない。まぁ、しこたまワインを飲んでいたので、気持ちがかなり大きくなってはいたが・・。これも高野氏の「しかけ」と自然に受け入れて、次の展開を待つことに。

 

ちなみに写真のみかん、規格でいえば中のやや上のランクとの事だが、皮がするりとむけて、じょうのう(ふくろ)が薄く、果肉がジューシー。今年も温州みかんを沢山頂いているが、この口当たりがアドバンテージだと思う。かんきつ類は美容・健康にお勧め。みかんをかばんにポンとほうりこんで、リフレッシュ!とほおばるのも粋な暮らし方だと思う。

しかし、こんなに美味しい果物なのになぜ?消費が低迷しているのか・・・・・。

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