ゴッド・ファーザー最後のシーンを髣髴させるトマト畑

2012年9月24日 20:29


最後のシーンのトマト畑は私の脳裏に焼き付いている。

 

たぶん、こんな風だった・・・。

 

ここは盛岡市太田の佐々恵農園。

 
 
 
 

作り手と作品が見事に融和した、とても良い映像である。この調理用トマト、旨かったなぁ。


 

と、我がカメラの腕、あるいはカメラの性能を見なおす、めっきり涼しくなった9月最後の週でした。

 

洋服選びに難渋していたところ、通販のお洋服が届きました。秋だねぇ。

 

昨年の今頃の朝市。開ききった松茸を商品にしているお店。この腕組みは開き直っているわけではありません。開いていても一応松茸の風味はしっかりあるようですよ。
 
 
 
 

ゴッド・ファーザーとは関係ありませんが、なんだか心意気を感じます。
 

今年はどうかな?松茸の生育状況。名人のみっちゃんに週末教えてもらおう。トマトと松茸、この落差のある旬の感覚、気温の急激な低下とよく相関しているかも・・・。風邪をお召しになりませんよう。
 
 

 

 

 

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じゃじゃ麺:その不思議な食べ物

2012年4月5日 21:28

高校生から盛岡へ転入し、食べ物では度肝を抜かれることが多々あった。



麺、である。冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば。すべてが不思議だった。



なかでもこのじゃじゃ麺。女子高生には少々きつかったが、ボーイフレンドに連れていかれて楽しい思い出と言えば、まあ、そうなのだが。



県庁近くの桜山神社前、そのたたずまいは変わりない。明日は子供が自分と同じ高校へ入学する。試着した制服が昔の自分に重なる。何気なく通りかかったので、なにげなく入店する。



そういえばディスティネーション・キャンペーンで吉永小百合さんが食しているシーンが放映されている。あの光景、財布にはカードなど入っていなくて、一万円と千円札が数枚で飲みに出るムードこそ、盛岡のオヤジ呑み文化に共通。これが実に温かで心地良い。



決して美味しい麺では無い。しかし10年ぶりくらいにこの店を訪れて、過去のシーンがよみがえってくる。



お気に入りの人とくれば、サイズは小。気乗りしない相手とくれば、サイズは大。匂いを気にしなければ、すりおろしニンニクをたっぷりいれて黙々と食べる。



そして仕上げのチータン(卵スープ)。かなり野蛮なメニューだと思う。なにしろ麺を食べ終わったあとに目の前の生卵を割って自分でかき混ぜ、それをお店の人に手渡し、スープと追加ミソを入れてもらう。濃い味が好みなら「ミソたっぷり」という。ネギが苦手なら追加スライスネギの投入を断ることもできる。



美味しい?思わない。明日は食べに来ない、1か月先も食べに来ない。でも1年経ったら解らない。もしお店が無くなると聞けばたいそう残念に思うだろう。



盛岡で暮らしてきたんだなぁ。なんだか不思議な気持ちになる。今度は子供と一緒に来てみよう。さっきからボーイフレンドがそのまま浮かび上がってくる。じゃじゃ麺と今朝の子供の制服姿が当時の私の気持ちにさせているのか。



席の後方にじゃじゃ麺は初めての方2名。私が会計して出ていく姿をめずらしそうに眺めていた。思わず「美味しいわけではないのよ」そう言いたかった。「美味しいわけではないけどね、また食べたくなるの」。



思い出した。ボーイフレンドが「三回以上たべないと好きにならないよ」、最初にそう話していた。あの人はいまどこにいるのかなぁ。

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三度(みたび)の角館

2011年11月28日 20:15


♪ もう一度、君に 逢いたくなったよ

今なら まごころで 言える 君が大好き


近頃は 芹とか しょっつるとか 伝統ってやつにうなずいて 以前ほど酒も飲めなくなったな



50を過ぎて なぜだろう あたらしいことがつまらない





美しいシーンを よみがえらせる場所

もう一度 自分を 生きてみたいな 君は笑うだろうけど 


週末はおとなの休日

角館に あの角館に






君をさがそう 

これから こまちに乗るよ ♪ 突然のメール驚いただろう・・

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昼ごはん・ランチ・お弁当

みなさん、どんな食事かと覗いたりメールで聞いたり・・



時間に余裕ある方だとランチタイムで結構優雅に良いモノを召し上がっている。かわいそうなのは大学病院の若い先生がた。売店からまずそうなおにぎりやお弁当を購入してそそくさとかきこんでいる。これが不健康な揚げ物のオンパレード。



最近ヒットの「体脂肪計タニタの社員食堂」500Kcal のメニューで写真の体脂肪を落とそう、というコンセプトの食堂メニューを本にして出版した、というもの。

こういった類の本を一通りみると、なんてことはない、野菜メニューの豊富さ、である。

なかなかこういった食事を提供してくれる場所が無い。大学病院にも無い。栄養指導は実際の食事を前にしないと説得力ないのに・・・と思う。食事で治療するならば「食事療法スクール」があっていいはず。私が?やりません。教える忍耐力に自身がない・・。

自分はほぼ毎日、お弁当を持参する。この曲げわっぱが丁度自分のサイズ。もう14年も使用している。


こういったユニーク野菜をお弁当に応用するのが私流。隼人ウリとイカのセロリ塩炒め。


紫色のものが食用菊もってのほかの酢の物



ごはんが玄米・雑穀・黒米



急いでいると、こんなに雑なお弁当になるけれど、それでもしっかり野菜。


花豆の煮もの、カラーピーマン、パプリカのソテー


ほうれん草のゴマ和え、ニンジンと豚肉の煮物、ごぼうとタラの卵のきんぴら

なんてことはない、夕ご飯ののこり、朝ごはんの一部などを詰めるだけ。スライドさせながら三食準備するのがポイントなのです。単身赴任のお父様たちも大丈夫、できますよ。

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食の日本ブランド2011

2011年11月12日 19:07



独立行政法人:農研機構主催のこの会


第二部は新品種を使ったお料理の試食会。ホテル日航東京の和洋中のシェフが腕を競う。


にたきこまの進化系、すずこま。小さいが調理用トマトでも生食でもOKだそう。これからが楽しみ。

             


「すずこま」の土佐煮、だけは食べた・・・けど、いつも「調理用トマトにたきこま」でトマト味には贅沢をさせているわが身、満足できない!


すずこまを2個だけいただいて帰宅。翌日のお弁当のスペインオムレツにトッピング。


「もりのかがやき」という林檎


皮が薄くしゃきしゃき感のある林檎。帰宅後お料理、カブとリンゴのヨーグルトサラダ。


              

お土産の、最新作「銘菓かもめのたまご」。小麦粉が専用に品種改良したものだそうです。

              
ゆりかもめ、の車窓から。

ところで心残り、シカ肉を食べそこなってしまいました。


まだ食べてはいませんが、こういったもの(カレー)もあるよう・・・でお土産に頂きました。週末はカレーかな?

今日はお仕事。第一部で、基調講演をさせていただきました。

            

講演タイトルは
日本文化再創造の幕開け「戦後そして大震災後へ、医と食からの提言」
これからの中高年世代の暮らし方が日本を変える、それはすなわち文化。これまでの日本の文化(食、地域、ヒト)をさらに磨いていきましょう、という話でしたが、医療や終末期のありかたなど、参加されている方々がこれからのご自身の人生を考えながら、楽しんで聞いてくださればいいと、それだけを念じながら1時間お話させていただいた。それは野菜王の世界でもあるのです。

日本ブランドは日本人ブランドでもある。まがいものの日本食が世界中で跋扈しているが、日本人の感性が伴ってこそ本物の日本食が再現できる。その背景には「日本が日本であること」が最重要課題。

そこが私のキーテーマ。

最後の言葉は

放射性セシウムの半減期30年後、日本の人口が2/3 になるその時に、美しい日本がここに残りますように・・・。子供たちに未来を!この会の主旨は最終的にここにあるはずです。

 
どうしてこういうことに多額の経費を使うのか以前は不可解な事もありましたが、すべての工程が「記録」されるのですね。つまり国政の道筋を模索している、ということなのだと。

実は当日使用のスライドに指示が入ったり(介入される)して、少々むくれた私ですが、こうして現場に出向くと、「お役所仕事」のスタンスも理解できてくるのです。でも講演ではその領域の中ではじけさせ、聴衆の方々に、今までの会には感じられなかった、このミッションみたいなものを残したつもりです。ちょっと言い過ぎかな?

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週刊私の食卓10月第4週

2011年10月31日 16:26

医療機関以外での仕事が多くなると外食が多くなる。そういった時は確実に外食以外の食事は抜かりなく自分で準備しないと必ずピット・フォールがある。

でも良いモノ食べたなぁ

週の始まりは先日のイベントの打ち上げ。スペイン料理のお店。


カボチャのクリーム煮パイ包み。パイをスプーンで最初に「コンコン」と叩くのがたまらなく幸せ。



ブラッドオレンジジュース。週半ばに人間ドックを控えているので、今日はワインなし。




翌朝の朝食。なぜかたまらなくコーヒーが飲みたい。やっぱりパン食が合うのよね。ライムギパン。



お弁当。タケノコの炊き込みごはん。手前の卵焼きにはピーマン、唐辛子、パプリカがごっそり入っているぞ。
ここで一句
想い人
重ねて並べて
曲げわっぱ



和歌山県産のおおきな柿を頂く。左側はレギュラーサイズの柿。サクサクとして余り甘くなく、私好み。べちょっと柔らかく甘ったるいのはご勘弁です。




お役所の方々に健康講義。持ち時間3時間なので、息抜きの野菜食べ比べ。どんな方々も食べる時は幸せそうなのね・・。



その日の昼はお堅いお役所ムードに敬意を表し、襟を正しながら浄法寺塗りのお弁当箱だ!



その翌日は大学病院の保育園のお母さんたちに食育講義。16年前、私も利用していた、懐かしい場所。園児のおやつ、手作り栗饅頭をいただく。まごころがいいね!



帰宅が遅くなったので子供たちと近所のすし屋に。すし券を使ったのだが三名すし選択だと予算オーバー。一人分は天丼。しかぁし!この天丼、はみ出していた・・・。

翌日遅く秋田入り。オヤジ度の高い店をチェックしておいた。



地元の人たちが入れ替わり立ち替わり。おでんをいただいていたら、隣のおじさんが串焼きにおでんのからしをつけていた!これは新鮮だ!!

今週はめまぐるしかったけど、いろいろな方々とお会いして、社会勉強させていただきました。

まだまだ修行がたりないようで・・・。

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