食用ほおづき日記
2011年9月6日 23:31
ラベル: 野菜未熟果実
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実の部分の野菜は英語で fruit と総称します。未熟果、完熟果、それぞれ美味しい時期に収穫します。
ラベル: 野菜未熟果実
ペッパーは唐辛子、スイートペッパーはピーマン、ベルペッパーはパプリカを指します。
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隼人ウリは本州各地で生産されている。寒い地域では育たず、大正に薩摩に導入されたという。薩摩隼人にちなんでいるという。秋田で見かけたこともある。
ラベル: 野菜未熟果実
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にたきこま
http://yasaioh.digital-dime.net/archives/1409141.html
ぼたんこしょう
http://yasaioh.digital-dime.net/archives/1423748.html
岩和幸シェフ
東京南青山アトリエ・ド・フロマージュ
http://www.a-fromage.co.jp/top.html
に素敵なメニューにして頂きました。長野県のぼたんこしょうと共にマスターソムリエ高野氏のセレクトしたワインにエスコートされて、荒削りのじゃじゃ馬トマトが全国へと認知度をあげていきます。
料理する姿は自然。思わずみとれます。岩シェフのお人柄があふれる素敵なメニューの数々・・・。
前菜
夏野菜のカポナータと天然車海老のタルタル ガスパチョ添え
夏らしいさわやかなメニュー。いつも豪快に料理されてしまう夏野菜たちがくるまえびの上品な佇まいの下で岩シェフに諭されるようにおとなしくしていました。そして、やさしめの味・ガスパチョが今年の暑さで疲れた身体にコツン・コツンとノックをしてきます。
パスタ
にたきこまとぼたんこしょうのアラビアータスパゲッティ
井筒ピノブラン 2009
ひと口目はにたきこまソースの旨み、食べるほどにぼたんこしょうのさわやかな辛みが身体の中からじわり。白ワインを飲むとブドウ栽培農家の佐藤さんの笑顔と、ぶっきらぼうな「普通だぁ。同じだぁ。」~謙遜している訳でないのが妙に楽しい~が思い起こされます。
魚料理
氷見直送スズキとぼたんこしょうの白ワイン煮
シャルドネ・バレル・ファーメンデーション安曇野ワイナリー・長野県高山村角藤農園
茄子、とうもろこし、ぼたんこしょうが、淡白なスズキを味の4次元へと導きます。これまで生きてきた夏のいろいろな想い出がよみがえります。
肉料理
真田丸のブルーチーズ焼き 赤と緑のペースト添え
井筒カルベネフラン
鶏肉とブルーチーズという「ひと口食べればもう充分」となりそうなメニューを赤のペースト:にたきこま、緑のペースト:ぼたんこしょうが食す人の気分のおもむくままに味覚は右に左に・・。ちょっと舌が疲れ気味のところで、インカのめざめ(じゃがいも)がほっとさせる時間を。その間隙に赤ワインがまた見事にじゅんときます。う~ん、マスターソムリエ、またしても素晴らしい・・。
チーズ3種
モッツァレラ・カマンブルー・生チーズ
井筒カルベネ・ソーヴィニヨン
さてアトリエ・ド・フロマージュのお家芸。日本人の作るチーズは安堵します。16年くらい前に雑誌「クロワッサン」で紹介されていて(長野県が本店)、いちど気に入っておとり寄せをしていた、想い出のチーズなのです。
デザート
ヨーグルトのムースとにたきこまのジュレを浮かべたすいかのスープ
シャトー・テルリー・サージニャック
デザートワインとの取り合わせは上級クラス。私はよく解らなかったけれど、スイカの種を噛みながらワインを口にしたら「おゃ?」。この感想はあまり取り合ってもらえませんでした。
語った事は「美味しい野菜」
それは甘さではなくその野菜の持ち味を十分に備えた野菜。
調理用トマトとしての「にたきこま」の旨み。
さわやかな辛みをもつ「ぼたんこしょう」その名にはじない姿かたちの美しさ。
そしてベジタブル・フォーキャスターが新了知を築く「酔わせる野菜」。
これこそ「身体の中に入ってからの野菜栄養学」なのです。
今のところは活字ではヒ・ミ・ツ。
現代社会、夜型化、24時間経済活動で勤務する人たちのストレス増加、加齢などと関連して国民の5人に一人が「何らかの不眠あり」と答えている。さらに生活習慣病、メタボリックシンドローム、うつ病などが睡眠と大きくかかわりがあることが解ってきて、これは野菜王の居る場所からかけ離れてきている・・・となれば出せる処方箋はいったい・・・。
睡眠導入剤は多々あるも連用はお勧めできない。
ペルーウロス島は草で出来た湖に浮かぶ島。ここが寝室。睡眠障害とは無縁の生活だろう。
我々の身体、概日リズムと眠りは深く関連しているが、行動、体温、メラトニン分泌で振幅が変化するという。すなわち夜間は3時から4時にメラトニン分泌のピークがあり、一方体温は夜間に徐々に低下しはじめ、朝方4時から5時に体温低下のピークが見られる。
メラトニン分泌と体温低下がキーポイントの様だ。
メラトニンは昨今サプリメントでも手に入る。加齢により分泌低下があるが、実は日中に強い光にあたることが夜間のメラトニン分泌につながる。やはり日中は戸外で活動することが健康に結びつくのだ。
体温低下は熱の放散で行われる。放散をじゃまするような環境に注意が必要。パジャマなどの寝具、環境が重要である。青色は良眠をもたらすという。
暑い夏はなかなか良く眠れない。日中でも戸外へ一度は出ること、ぬるいオフロで発汗を促しその後に涼しさを得ること・・がグッド。汗腺を開ききるというのが野菜王らしい処方箋だ。ということはトウガラシがお勧めである。
医学雑誌にカプサイシン(トウガラシの辛味成分)を摂取して体内温度を高めると熱放散が増加し睡眠が誘導されると記載があった。こういう記事は嬉しくなる。
夏バテ対策は慢性疲労の改善、そのうちの1つが睡眠確保。やっぱりトウガラシですね。
さて最近のトウガラシは辛さも色も形もバラエティに富んでいる。赤いから辛いわけでもなくピーマンに似ていても辛いぼたんこしょうなんていうのもある。
以前の記事
http://yasaioh.digital-dime.net/archives/1423748.html
同じパッケージのしし唐にも辛いものも辛くないものもある。小さくて赤いピーマンが辛く見えてしまう事も。
辛さの単位はカプサイシン濃度で表現されるがハバネロはダントツ。
もし辛さで口腔内がびりびりになったら、牛乳を飲んでみて。すぐにおさまりま。
眠れない夜と♪~誰を思い出しながらトウガラシを食べる?
ラベル: 野菜未熟果実
ナスはやっぱり夏から秋・愛媛県西条市の絹かわなすを見学。
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私の言う「おいしい野菜」の1つがこのぼたんこしょう。野菜らしい味がする。これはカプサイシンすなわち辛みをもったトウガラシの仲間。カタチがピーマンでもなくパプリカでもない、かといって名前の牡丹ともちょっと違うのだけど、食べるとすっきりとした辛味が身体を駆け抜ける、特別な野菜なのです。
長野県中野市斑尾にぼたんこしょうの保存会があります。昨年、訪問。
標高が高い場所でこんな風に栽培されています。生産している方も素敵です。
今年は中学校PTA行事のためにおとり寄せしました。
シルクを折りたたんだよう・・。
子供たちも、うん辛いね!
お母さんたちもびっくり「あ~からい」
いつものメニューでも特別な野菜で特別なメニュー。食べたあとじんわり熱くなり汗がにじんできます。夏ばて防止には鰻よりもぼたんこしょう。
タネ屋さんたち。真似して似た様な品種を作らないでね。歴史には勝てません。
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