もしもトマト依存症があったなら・・
2011年6月2日 18:22
もしもトマトに幸福感を生じる成分が含まれていて、食べずにはいられに衝動にかられるなら、このトマトは間違いなく売れるだろう。
福島県産トマト。見るからに美味しい。かなりディスカントされて売られていた。本来なら手軽に入らない、東京のデパ地下あたりで売られるはずのトマトだと思う。1個500円くらいで・・。
アルコールやニコチンは人類の文化の形成に大いに役立ち、幸福をもたらす一方、人間の弱さをもあらわにしてきた。なくなってはこまるという人も多いだろう。
アルコールもニコチンも健康被害が生じれば、医療の対象となる。時折、生活保護の方がタバコ臭をブンブンさせて喘息発作で外来を受診する。
私たちの仕事は患者さんの苦痛を取り除くことだ。だから治療する。
依存症:精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激を求める抑えがたい欲求が生じ、その刺激がないと不快な精神的・身体的症状を生じる精神的・身体的・行動的状態のことである
中毒:「毒に中(あた)る」の意味であり、生体に対して毒性を持つ物質が許容量を超えて体内に取り込まれることにより、生体の正常な機能が阻害されることである。どのような世の中になってもお酒は売れている。最近も被災地酒造メーカーを支援するという事で、かなり売れているようだ。
トマト好きの人なら、このトマトがたとえ放射能汚染されていてもまた再度購入するのではないかと思う。空腹でタバコと酒と福島県産トマト、間違いなくトマトを選ぶでしょう。それにしても美味しい。甘さとうま味と、そしてミネラルの味。1個100円くらいのトマトとは外見もちがう。専門家はすぐに「美味しいはず」と唸る。
安く食べられて、農家さんには申し訳ない。次も購入しますから許してくださいね。
じゃがいもの芽にも毒とされる成分があるけれど、芽をくりぬいて食べる分には皆さん、気にしませんよね。
ラベル: 野菜未熟果実