それはビーマンか唐辛子か?

2011年7月7日 6:43

ペッパーは唐辛子、スイートペッパーはピーマン、ベルペッパーはパプリカを指します。



赤いピーマンは普通のピーマンの完熟したもの。ちょっぴり皮が硬くなるが、栄養価はビタミンCやβ-カロテンが多くなる。

しかし唐辛子とピーマンのどちらの野菜か、味からは判断できない、その中間の野菜が沢山あります。

ハバネロ・・激辛で有名

万願寺とうがらし・・わずかに辛い


神楽ナンバン、ぼたんこしょう・・・似ている。種の周囲が少々辛い。形が美しい。写真向かって左がピーマン、右が長野県のボタンこしょう。胡椒という呼び名が面白い。

辛いピーマン・・・ピーマンの形をしながら、カプサイシンを含んでいる。


ししとう・・たまに辛いものが混じっている。

その理由はカプサイシン濃度、そして色、形は大きい、小さい、丸い、赤い・・。イメージが先立つ。たまに騙されてしまうことも・・・。


この色、形は唐辛子の典型。乾燥したものは「たかの爪」でおなじみだ。


ペルーの市場。味はピーマン、形がユニーク。


ミニパプリカ、とにかく色がきれい


パプリカは韓国からの輸入ものが安いが、地元産のもの、それのもぎたてをがぶりとやると、爽やかな甘さ。

これからが楽しみな季節。さまざま食べ比べて、カプサイシン濃度の違いを楽しみましょう。

ところで辛味の原因はカプサイシン。痛覚、つまり痛みです。口の中に放り込んだ後、辛味にどうしようもなくなったら、水を飲んでも収まりません。牛乳、あるいは甘いものが収束させてくれます。

そして交感神経を活性化して沢山の汗が出たら・・・体温が下がります。猛暑をのりきるには発汗能力も大事ですから、日ごろ唐辛子で夏バテしらずの身体をめざしましょう。


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