はてしない自分探し・・自分を生きること
2010年7月2日 20:32高校生の食育をテーマに与えられている。ご縁があって盛岡スコーレ高校を訪問させていただいた。
校長先生は素敵な方。専門は詳しくはお聞きしていないが色彩・デザイン関係というから納得。
この高校は総合学科。自分の進むべき道を見つけ「何のために何を学ぶか」を自分で決める。進学、調理、園芸、福祉系、芸術系とさまざま。なんとなく普通科へ進学してなんとなく4年生大学へ進学・・という多くの学校とは異なる。
将来の自分はすぐには見定まらない。大人たちも、自分とは何で何処へ向かうべきか、なんて解っていない。ただ毎日同じ事を繰り返し、喜んだり悲しんだりしながらも酒を飲んで寝てしまう・・・翌日同じ生活、が関の山だ。
生きていく・・・訪問して感じた。社会に放りだされてすぐに機能できる人間。
芸術のクラスの生徒さんが製作した「まぐろ」。ホンモノより本物らしい。
この日は1年生の学年食。調理を選択した生徒がメニュー、栄養価の計算、調理まですべて行い、学年生徒、学校職員に昼食を用意してくれる。
今回が初回のメニュー。華やかさはないが、塩分は抑えてあり,
柔らかな味わいが心と身体にやさしい。毎日の食はこうあるべきなのです。
自分の子供と同じ年の生徒さんと過ごして・・・母の気持ちにはならなかったけど、生きてきた先輩として彼らに心からのエールを送った。
創立当初から掲げる理念。生活即教育。そう・・生きていくこと即ち食べること、食べていくことだよね。
1年生の部屋にあったフラッグ。この言葉は生活習慣病の大人たちにも送りたい。
校歌はさわやかなメロディ。日本語・英語・韓国語。
生きるという事はすべての世界へ通じている。
そして自分自身をきちんと生きる人が多いほど、世の中は輝いてくる。
ラベル: 総合