縄文フード versusブッシュ・フード
2010年5月31日 21:33
吉田先生も私も医学という領域は同じくしても、これまで異なった路線で健康食を追及してきた。それぞれたどり着いた日本人に相応しい食が縄文食でありブッシュ・フードだ。
ブッシュ・フード?
吉田先生は首をかしげた。
あっ・・えっ~ブッシュとは繁、藪、潅木といった意味があり、ヒトは農耕以前から季節ごとの野山のものを食べて生きていきました。それをブッシュ・フードと呼びます。そのような食の時代が人類は長く、命の情報=遺伝子に記憶されているのです。アボリジニのブッシュ・フードは有名です。
吉田先生、きらりと瞳を輝かせ・・それは縄文フードですよ。
縄文フード!同席の人びとも驚く。
ブッシュフードとの共通事項は命の情報に記憶された食の情報。血糖値を下げる身体のしくみがインスリンしか持ちえていない人類。なぜならこのような食べ物を常食としていた人類の期間がはるかに長いのだから。血糖を下げる仕組みより下げないシステムにたけている。そのような「血糖値を下げない優秀な身体機能」の人が選抜されて生き延びてきたとも言い換えられる。
今の食や生活様式は命の記憶からかけ離れている。生命力が低下し身体も(生活習慣病)、こころも(うつ病)変わってしまった・・・。
24時間いつでも食べられるシステムは、本当に私たちを幸せにしているのかな?
味を計算して作った食べ物は身体が欲しているのかな?
大動物って食べ物なのかな?牛さん、豚さんの蹄(ひづめ)という字が悲しくなる昨今の畜産業界。
頭の中はそんな疑問が沸き起こってくる。
岩手にはブッシュ・フードが沢山ありますよ!
三内丸山遺跡からは遠いの?ちょっと遠いのですが先生いらしたら「はじめ人間ギャートルズ」の衣装を着なくてはいけませんよぉ。
話がどんどん進み盛り上がってきたが、最終新幹線の時間。また次回にでも・・・・。
吉田たかよし先生の頭脳ばかりでない感性の豊かさにも今後注目したいですね。お忙しいところありがとうございました。