やはり女性のほうが長生きな理由その1:ごはん

2010年7月7日 23:02

男性を観察しているとその生態はなるほどあまり長生きするようにできていないなぁと感じることがある。瞬発的な仕事、特に急患のときの動きは「戦いモード」でとても適わない。ただし働いていないときはずっと寝ている。役に立たない。一方、持続することについては女性のほうが長けている。それから食事。ドンブリものを短時間で食べる男性のワザ、揚げ物が大好き。特に「鶏のから揚げ」がなぜだか大好き。一方、白いご飯以外は食べたがらない。野菜は食べなくては・・・という義務感だけで食す。玄米?勘弁してくれよ・・。そんな声も聞こえてきそうだ。

 

白い主食は茶色にしよう!・・・未精製穀類が2型糖尿病のリスクを低下させる、という調査研究がある。

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玄米、雑穀、全粒粉パンなどは精製されていない分だけ食物繊維やビタミン、ミネラルが多い。さらにGI値も低い、すなわち血糖の上昇が緩やかな分、膵臓に優しい主食ともいえる。

 

アメリカ・ハーバード大学研究チームの報告だが、日常的に食べる主食の白米を玄米に置き換えると2型糖尿病のリスクが最大36%も低下するという。

 

アメリカ人の米消費量は増加しているのだそう。ただし白米がほとんど。

 

それにしても日本人の糖尿病予防にも同じことが言えるのでは・・。

 

食後の血糖上昇に影響する因子として

単糖類、多糖類の構造、

加工・調理(でんぷんのゼラチン化の割合、粒子サイズ、食物形態)

その他(脂質、タンパク質の存在、食物繊維、有機酸)

などがある。

 

同じ400Kcalの食事を摂取しても身体の中での動きは食材・調理によって異なる、というものだ。

消化吸収のスピードが速いと血糖値の上昇カーブも急峻。あわてて膵臓からインスリンが分泌される。この繰り返しは膵臓の疲労をまねく。疲労が慢性になるといよいよインスリンを分泌できなくなり糖尿病が発症する。

 

常にストレスフルな単身赴任サラリーマンが生活習慣病の道を歩むのは残念ながらあたり前といっても良いのかも・・・。

 

白いご飯でも食物繊維たっぷりの野菜メニューと一緒にたべることで血糖値の急激な上昇を抑えることが出来る。

 

宮澤賢治みたいに1日6合の玄米は多いが1日2合ならデスクワークにフィットしている。へたなウーロン茶より玄米食が身体に優しく理に適っていますよ。

 

沖縄県は長寿・・・は昔のことらしいです。26ショックという言葉がありまして・・男女とも長寿ナンバーワンだったはずが・・・男性がいきなり26位に・・・・つづく。

 

 

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