古き良きもの
2011年8月24日 20:00
伝統的日本食は日本人の身体に合っていて、これが健康食の定義にもなってきた。
岩手県二戸市の四季亭。この地は、かつてはお米の収穫がわずかで雑穀が主食であった。だから雑穀をミレットなんて表現すると、バカヤローと叱られる。こんなに健康的な食を軽く扱い、たばこ栽培し煙草を消費する文化に変わった。私はたばこは否定しない。文化だし自己責任だ。呼吸苦を完全にとる薬は無い。たばこのせいに出来る病気をもった患者さんは説明が。むしろ楽だったりする。
ひえとろろ飯は白米にひえがたっぷり。すりおろした山芋の滑らかさがまんべんなく白米とひえにからまり、乾いた身体にしみこむように、そろりそろりと入り込む。
東北だからと言って白ネギだけの文化ではない。蒔いたネギは小さいうちは間引きする。ある程度大きくなって土をよせあげて畝にすれば、日光のあたらない部分が白くなる。間引きすれば細ネギ。
青いネギ(葉ネギ)は一般的である。
そう差し出された市販薬(置き薬)。これに反応する方は私と同じ世代と推察される。
古き良きもの。日本文化再創造なのだ。そこに日本のあるべく姿が。
ラベル: その他食材