トマト料理の真髄はトマトにあり・・・なんだけどなぁ

2010年5月1日 10:58

外国で見かける真っ赤なトマト。日本で普段食されているトマトとは違う。加熱して旨みが出る赤系トマト。日本では調理用トマトでお料理してくれるイタリアンレストランは意外と少ない。なぜって生産数が少ないのです。

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日本生まれの調理用トマトがありまして、名前は「にたきこま」。かなり以前に岩手県にある東北農業研究センターで生まれました。こんなふうに地面に這ってたわわに実をつける。サラダなどの生食での利用が多い日本では普及しなかったのですねぇ。


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旨み成分のグルタミン酸が豊富。糖度は低いから生で食べると「美味しくない」という人が多い。いや、生だってかなり美味しいのだが、甘さ重視の日本人の野菜の価値観には当てはまらなかった。わたしはすでに2年前からにたきこま耽溺状態。なんだか次も食べたくなるのです。

昨年は皆で楽しみました。
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今日は岩手県二戸市のレストランボヌールでドライに加工したにたきこまの試食。写真はシェフの古舘氏。

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アグリカシオペアさん作品のドライトマト。トマトは三重県から特別に送って頂きました。かみしめるほどに旨みが出る。甘さは少ないですが籠めるほどに「大人のドライトマト」です。

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サラダに振りかけられているのは「ドライトマトパウダー」

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即席で作っていただいたパスタ。チーズがちょっと邪魔だけど、パスタとドライトマトがうまくからまってベーシックなメニューに実力が出る。



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翌朝、自宅で朝食にドライトマトオムレツ。チーズ少々でその他調味料は必要ありません。ドライトマトの旨み成分だけで十分なのです。手を抜いたメニューだけどプロっぽいです。


にたきこまを食べたくなったら8月中旬から9月にかけて二戸市を訪れてみましょう。

 

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