油の摂取のしかたでわかる「出来る男度」

2010年3月2日 23:19

オイルなのにオイリーじゃない。油の摂取のしかたでわかる「出来る男度」

 

油は太ると勘違いしている人がいる。日本人の食文化が実証してきた魚の油 n-3 PUFAs(polyunsaturated fatty acids) はEPA,DHAで知られている。脂質摂取のバランスが悪ければ私たちの体はaging が進む。どんな脂肪を食べているか・・頭のよしあしが推察される。

fish

脂質は太るから控える、というダイエット法は間違い。下記のような生体内での働きがある。つまり、ただのエネルギー源ではないのだ。

1. 脂質低下作用

2. 抗血栓作用

3. 抗炎症作用

4. 抗不整脈作用

5. 粥状安定化作用

 

n-6 系脂肪酸とのバランスを良くする事により炎症反応を抑え、炎症性腸炎や腎炎、関節リウマチ、アレルギー性皮膚炎の症状緩和のための食事として指導されている。

 

n-6 系脂肪酸はサラダ油などが一般的。安いので炒め物、揚げ物に頻用される。しらずしらずのうちに体内に摂取されている。

 

最近の若い人たちの魚離れが進んでいる。肉を食べるから飽和脂肪酸が過剰、食物繊維不足も相まってコレステロール値が上昇しやすい。

sarami


スーパーでも近海の魚はあまり扱っておらず、輸入物の鮭がめだつ。魚屋さんで購入する近海ものの魚は格段に美味だ。魚は日本食の代名詞でありながら、現実は輸入物の魚に頼るしかない。残念だ。

 

一価不飽和脂肪酸も積極的に取り入れたい。オリーブ油、ナッツ、アボカドがこれにあたる。野菜サラダの風味をあげてくれるお勧め食材でもある。

nuts

avocado

olive


α-リノレン酸は体内で EPA に変換されるがシソエゴマに豊富、植物なのにn-3 を持つありがたい食材。魚が苦手な人に。ちょっと値段は張るが、その辺の健康食品よりは断然「クール」。

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油摂取比率に野菜を吟味すれば、もう完璧なアンチエイジング食。いい男は毎日の食で作られる。鹿児島の会社「カンゴシーナ」http://cangoxina.jp/ で本物の魚と野菜を見つけてみよう。向かって右端が鹿児島の未来を担う石原田社長。たのもしい!

family

蛇足だが鹿児島には独身美女も多い。一度出かけてみることをお勧めする。個人的に2度、鹿児島入りしたが、なにか神がかりに癒しを感じる場所だった。

farm2

畑の向こうに桜島。

menu


このメニュー、魚と蛤をトマト・レンコン・パプリカのソースに浮かべて、菜の花を添えた。不飽和脂肪酸のバランスのよさ、ビタミンB,葉酸、亜鉛なども含み、まさしくブレイン・フードでありアンチエイジング・フード。


 

野菜摂取で血糖の乱高下を抑え、精神の安定を保つ。

あくまでも食は複合因子。そういえば中性脂肪を低下させるというオイルがいつのまにか消えた・・・。単一食材で美・健康にたどり着けるはずが無い。
脳も体も「スマート」の言葉どおりなのだ。

 

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