なぜ野菜を食べなくてはならないか?の質問に栄養学的に答える前に・・・

2010年2月16日 23:28

なぜ野菜を食べなくてはならないか?の質問に答える前に・・・だって美味しいんだもの!

house

いつも食べている野菜を作ってくれる農家さんを訪ねる。

雪深い地域のハウス、正式には施設栽培。なんだか雪にイチゴののぼり旗はちょっと不釣り合い?最近は日本全国でイチゴ栽培が盛ん。西のあまおう系・さがほのか系、東のとちおとめ系の神話はくずれつつある。

person


葉菜家 (hanaya) さん、若くてしぶい農家さんだ!野菜のアーチスト。

「うまけりゃ文句ないでしょ」が口ぐせ。はい!文句なんか言ったことありません。

 

ここにくるといつもテストされる。

「これは何だ?」「ハイ、ワイルドルッコラ」

「じゃ、これ」「うーん、丸葉(大葉)春菊」
「なかなかやるねぇ」

「で、これ食べて当ててみて」
「・・・・・」


taste


にやりと笑って差し出された葉野菜は・・・うー鼻に抜ける辛さ。

マスタード系の葉野菜だった。やられた!

 

面白い葉野菜が沢山。外は雪なのに・・・。特段暖房を入れているわけでも無い。それぞれ強烈な姿と味をしている。食べたこと無いでしょー。私は週に何回か頂いている。


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これはカステルブランコ


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トレビスの仲間、高級イタリアレストランのお皿の一枚で絵になる。最近の傾向だが「野菜のおいしいレストラン」を名乗るところは、こんな野菜を皿の上でお絵かきするように並べて出している。見栄えは良いが、別になんのことは無くただのサラダであるが特別の料理になっている。

 

メニューの記載も面白い。雑誌に載っていたが「伝統江戸東京野菜・世田谷大蔵大根と京都・九条ネギ、秋きのこのフリカッセ添え」つまり大根と葉ネギときのこにホワイトソースで煮た鶏肉が付いてくるのか。文字変換してようやく味が想像できてくる。

 

雪のなかにある野菜は、これもひとつの寒じめ。うまさがひと際上昇する。紫キャベツと雪の色が幻想的。


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自慢のイチゴ。柔らかくてジューシー。マル秘のイチゴも食べさせていただいた。ふふふっしあわせっ。やわらかくて果汁が多くやさしい甘さ。まだ正式な名前は付いていないらしい。

人生最後の食にしたい。名前は決まり「最後の晩餐」、返事「だめだ、暗すぎ」「・・・・・それもそうですよね・・」


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彼がよく言うセリフ。エサみたいなモノを食うな!最近の日本人の「食の餌化」は著しいとか。


nanbuichiroh

彼が交配選定した南部一郎かぼちゃ。東洋種系。実は眺めているだけでまだ味わっていない。実は美味しさの理由づけのある姿カタチ。

 

そして娘におみやげのイチゴ。艶々。宝石みたい。暖かい地域だけの美味しさじゃぁない。

berry2

 

この農家さん、私が勝手に野菜王候補生にしている。

2月20日土曜日15時~東京の六本木農園(レストラン)

でトークをする。私もちょっとだけ参加する。野菜王を探しに・・・。

 

食べる理由、十分にあるのです。食べない理由の方・・お気のどくさま・・・しかし探せばたどり着けるはず。次回は本格的に栄養学的野菜必須論。

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