出会いのきっかけは自身の気持ちにあり
2010年2月7日 8:50
今から15年前に同じ職場で秘書さんをしていた彼女が子供を生んだ。当時私が妊娠、出産中の時期、いろいろとお世話になった方である。彼女が偉いのは妊娠、出産ともご主人と力をあわせ、周囲に頼らずに頑張っていることだ。すぐに「じーじ、ばーば」を呼びつけ、あわよくば会計もお願いする「ほめられっぱなし世代」とは一味違う。
少子化対策も様々あるが「出会いの場創設の補助金」とか、ちょっと笑ってしまう。よく年下に「結婚するにはどうしたらいいのですか?」と聞かれるが、答えようが無い。周囲にいっぱいいるだろうがー若い男が!とカツをいれそうになるが、本人がけだるそうなので、その答えはマトを得ていない。話がわかりそうな人には「迷ったらDNAで探せ。ただし勉強が出来るというモノサシではなく人間的に有能な生き物」と話す。育て甲斐のある男性は多数いると思う。
この一時間前
新老人の会でお話をさせていただいた。
新老人・・・いったいどんな方々なのか?しかし会場に到着すると、そこはアンチエイジングな人たちの会だった。
新老人とは「75歳を過ぎても元気で自立しこれまでの人生で培った知識や経験を社会に還元でき、そしてこれからも生き甲斐のある人生を送ることを目標にしている方々」である。若輩ものの?私は食と健康・美容の話を用意して会場入りしたが、「日本食文化を再創造し、日本の景観と人を磨き、世界に誇れる観光立国へ」という思いが前面に出た。しかしそこに確かな共感があったと思う。この世代は努力を惜しまないし本物を追求してきた世代でもあり、外国からみた日本人の素晴らしさを携えているのではないか・・・と感じている。
一時間の講演の後40分間の質疑応答、という異例の展開。「これからの人生、次の世代のお役に立てるような時間を過ごしたい」と語られた方、多数。そしてなにより「生きる希望」に満ち溢れた方々のパワーは「日本の財産」でもあると感じた。
最近感じていること。
各世代で日本の未来を本気で考えている人が確実多数存在する。
なんでアンチエイジングと「生き方論」が関係あるの?と思われるかもしれない。
アンチエイジン医学は手段であって目的では無い。「食事、運動、生きる目標」の先になりたい未来の自分像がある。鏡に映った自分の顔の、その周囲には、生きている自分の背景がある。
ということで、今日の赤ちゃんの背景は仙台市の青葉ガーデン。今日も一流のお花ぞろえ。併設のカフェでブランチ。お野菜が丁寧に盛り込まれている。ジャガイモのスープ、ほうれんそうとかぼちゃのキッシュ、ブロッコリー入りのミニグラタン、ミズナのサラダにはパプリカがちりばめられ、マッシュしたサツマイモがポトンと置かれている。薫り高い紅茶とケーキがつくが、こちらは持ち帰り可能。
赤ちゃん連れの場合、こんなメニューの外食はまず無理なのだが、今日は赤ちゃんを抱っこしたママに、私がフォークで食べ物を運ぶという離れ業で、公園デビューの前にカフェ・デビューが出来てしまった。
母親モードの遺伝子にスイッチ・オンの彼女。美しいと思った。
それしても誕生から結婚、出産そして老後という人間の普遍的な生き方に、ここまでも法令やシステムが整いすぎてしまっているのもどんなものかと思う。
人生はアドベンチャー。今すぐ会いたい・・・・そのキュンをメールではなく行動にしてみよう。
ラベル: 総合