山葡萄ジュースとアンチエイジング
2010年2月23日 21:17
吉田類さんも絶賛の山葡萄ジュース
抗酸化物質で最も有名なブドウポリフェノール。豊富な量と種類のポリフェノールを持つ山ぶどうのジュースが岩手にある。一般的なブドウは米国系やユーラシア系、一方山ぶどうは東洋系に分類される。Wild grapeの英単語が表すとおり味も姿も自然感あふれる。冷涼な岩手で栽培される山葡萄をぎゅっと絞ったジュースの深い紫色、風味、率直さに岩手の魅力があふれている。酒王の吉田類さんがキンミヤを連れて会いにくるという情報・・・。
子供の頃から飲んでいる。子供の頃は滋養強壮ジュースと思っていた。最近は焼酎との相性の良さに気が付いた。
酒王の吉田類さんの持つキンミヤと合コン。山葡萄ジュースと焼酎キンミヤ、お互いひとめぼれのようでして・・相性抜群。
自身の味わいのほかに、味分析を加えるのがベジタブル・フォーキャスター流。味香り戦略研究所の分析結果を示す。岩手の山葡萄ジュース群と普通のジュースとの風味の深さは比較にならない。
甘さ、酸味、渋み、塩味感(先味)、渋み(タンニン由来の先味)、その後余韻としての渋み、どれをとっても味のマップのエリアが広い。ここにクリアなキンミヤが純粋な情熱で語りかける。恋におちて当然だ。
また製品によって味マップも異なる。そのままジュースか、あるいはカクテルかで選ぶ山葡萄ジュースも変わってくる。そこは好みがはっきり分かれる。
山葡萄の基礎研究が岩手で行われている。
独)岩手県工業技術センター食品醸造技術部の小浜惠子氏にお話を伺い、資料を頂いた。山葡萄にはポリフェーノル類(プロアントシアニジン、アントシアニン、レスベラトロール)酒石酸、リンゴ酸、そして鉄やカリウムなどが普通のブドウよりも豊富。果汁の色を見ただけで解るようだ。アンチエイジング食材。
口にしても甘さと酸味のほかの複雑な味わいはさまざまな成分がたっぷりふくまれているからこそ。甘さと酸味だけのブドウジュースとはわけが異なる。
佐幸本店はこの地域の清涼飲料水、いわゆるサイダーで知られた老舗である。先代の社長が商品として出した「山のきぶどう」は、この地域であるからこその、それこそ地域ブランドのはしりだった。
岩手県北部の冷涼な気候と豊かな自然は山葡萄の生産にむいていた。良米が収穫できないこの地域の産業を山葡萄加工品で地域を支えた。昭和48年頃から山ぶどう生産組合と試行錯誤で山葡萄を生産、オリジナルの商品を作り上げた。
行政の推奨作物というものがある。岩手県北の山葡萄もその一つである。
正直、生食は美味しくない。
生産するといつでも販売が課題となる。販売戦略やら会議やら、奮闘中の様子は伝わってくる。そして、各地域で山葡萄果汁がしぼられて岩手特産の山葡萄果汁として、産直、駅売店で売られる。
類似品が多くなると本家本元の苦戦が強いられる。数ある山葡萄果汁製品の中で、自身の伝統を守りぬくという命題。野菜王でそっと支えたい。
ところで予防医学とアルコールは繋がらないのじゃあ・・・という疑問がわくかもしれないが、アンチエイジング医学では生き甲斐、幸福感は大切。女性なら1合程度で抑えて。明日への希望さらに胸キュンがあれば間違いなく若がえる。キンミヤ720ml 1本、やまぶどうジュース1本で1週間。高くないアンチエイジング。休肝日は山葡萄ジュースだけで楽しむ。あなたが思い描くのはどなた?
次回以降にポリフェノールなどの抗酸化物質のお話・・・・ディープです。