種子島、民宿珊瑚礁・・・夕食会場での「おやじ」な会話

2010年9月19日 18:29

空港でレンタカーに乗り換え種子島西之表へ。紹介されてお会いした種子、屋久ジャーナルの上野氏にお会いする。初対面だったが環境問題、農業問題・・・安納芋を掘りに来ただけの私は、その安納芋にまつわる意外な情報を聞くこととなる。

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さらにレンタカーで北上、民宿珊瑚礁に到着する。車から降りるなり男の子が声をかけてきた。地元の言葉で挨拶してくれた(らしい)。

 

桜島だいこん蒔きの後の汗を「五右衛門風呂」で流す。丁度夕日。オレンジ色の太陽が水平線と重なる雲にポトリと落ちるのをスダレ越し眺める。隣のオフロからカップルの仲むつまじい会話が聞こえる。


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夕食会場は居酒屋。まずはお通し糸瓜の煮物。すぐに新鮮なお刺身が運ばれる。となりのサーファーおやじ(同年代だが、失礼、この言葉を使用させて)が焼酎「甘露」を勧めてくれる。遠慮なくいただく。

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小魚の蒸し物。添えられたかんきつ類。おとなりサーファー親父はこの島にスダチとカボス1本だけを植樹したのだそう。自分が来たときくらいは地元産のかんきつ類で焼酎を飲みたいのだとか。


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そして伊勢エビ。生と焼き。生の甲羅部分は後ほど味噌汁で再登場。


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野菜と魚介類の蒸し物。塩、こしょう、にんにくだけで味付け。多い!!しかし同行者の30代前半の人間の食べっぷりにつられ、シンプルながら素材感を追っていくうちに完食。


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「亀の手」を進められる。岩にへばりついている貝なのだが、どう見ても爬虫類。マスター河口氏の解析だと「カニの進化前みたいなもの」。味は貝の味だが実に濃厚。

 

マスターが向かいの席に着く。同伴者は先ほどの上野氏に呼ばれたとかでいつの間にか消えていた。種子島の魅力を語るうちにマスターは、種子島の農業のために土壌の研究改良を研究者とともに行っている、と話してくれた。

 

川の無い島。どうやってこれまで土壌に肥料を与えたのか?島周囲に海草が増殖する時期があり、ブリ、カンパチが産卵し孵化した小魚がその海草に群れるとき、海草を刈り取り、土壌に投入していたのだそうだ。

 

種子島になぜ来たの?他の離島には行ったの?屋久島は行かないの?

 

安納芋を掘るために来ました。

 

みな不思議な顔をする。

 

最近の若い男性は女性も口説けませんねぇ。

 

そうだなぁ。でもおれは口説けるよ。おねいさん、ぺっぴんやねぇ~。

 

一同、いけてる!いけてる!

 

しあげの味噌汁が出てきた。


group

みんなで写真。サーファー親父の一人は「魂を抜かれる」と参列せず。

 



futon

お隣の部屋を確保している同行者はまだ帰っていない。せんべい布団に眠る。枕が昭和40年代だ。

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翌朝のごはんは釜炊きでした。

今日もがんばります。