野菜王に突き放された!・・・しかし救ってくれたのはワイン王だった。

2010年9月3日 22:15

wine


食をテーマにした地域の魅力作りは全国各地で盛ん。成功例、不成功例あるとは思うが、食の安心・安全の問題で揺らいだ日本全体が、今、食で再生しようとしている。その先はベジタブル・フォーキャスターが目指す観光立国日本。

 

この日のために調理用トマト「にたきこま」を農家さんたちに栽培していただいていた。生鮮野菜のニタキコマは完璧。


meg

なにせニタキコマを野菜ソムリエとして紹介しはじめてはや4年。ジローラモさんの奥さんにお送りしたり、県知事へのプリゼンは2回、講演のときトマトの鉢を持ち歩いたり、にたきこま倶楽部を作ったり・・・。なぜそこまで?

 

ニタキコマが好きだから・・・それ以上の理由は無い。

 

先日の南青山アトリエ・ド・フロマージュでのにたきこまメニューは世界一美味しかった。土俵がちがうのは解っているけれど・・・。


dry tomato


しかし、本日メニューで出てきたニタキコマは・・・あれほど話したではないか、調理用トマトの特徴・・。シェフたちは誰も聞く耳を持っていなかった。これほどシニア野菜ソムリエとしての力の無さを痛感したことはない。


menu No1

一番人気メニュー。ニタキコマは少量、みじん切りで雑穀の中。

 

完全に野菜王から見放された・・・・。

 

しかし救ってくれたのはワイン王だった。マスターソムリエ高野氏。中国では世界No.1利き酒師と紹介されたとか(このカテゴリー、おとなり中国のものなので不明瞭)。


sommelier


ワインはもちろんだが、その講演内容はそこらの政治家さんや宗教家さんよりはずーっと人びとの心をつかむ。なぜならすべての内容が「私こと」だからだ。どんな地域にも魅力はある。それは人びとの「生きていこう!」という未来への前向きな気持ちがあってこそきらめいてくる。


open

また今日も思う。お酒って必ず人を酔わせるからいいなぁ・・。まずはワイン王に感謝とお礼を申し上げたい。

 

野菜王からの声が聞こえる。「まだまだだな」。








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