色と素材の野菜アンチエイジング・ライフ
2011年12月11日 15:32野菜を栄養学的に因数分解すれば、栄養価の他に最近注目されているのがファイトケミカルです。これは野菜の色やにおいや味に結びついているので、色から分類することが解りやすいとされています。かなりアバウトですし野菜によってはオーバーラップするのですが、楽しく食事を!という点でこのカラー分類は大賛成です。
最近の食事あれこれ。個性的ですけど私のとっては日常手に入る野菜ばかりです。
お弁当に「もって菊」茹でて酢でしめた食用菊をごはんにのっけました。紫色のアントシアニンは酢を使用すると鮮やかな紫へ。
安家地大根の紫、雑穀の黒米と黒豆の色素が白米に移行するとピンク色に変化。これもアントシアニン。
紫イモも同じくアントシアニン。含有量が多いと黒く見えます。
ニンジン(切干大根)はβ-カロテン、カボチャ、黄色いカリフラワーもβ-カロテン。
緑色のブロッコリー、カブの葉っぱ、小松菜、水菜の緑色はクロロフィル。これらはβ-カロテンも豊富に含みます。
アピオスはちっちゃなマメ科の野菜。栄養価がぎっしり。皮には各種ポリフェノールが。
三つ葉根のきんぴら。茶色はクロロゲン酸、ポリフェノールの一つ。少し苦い。レンコンにも。
百合根は炭水化物そして蛋白質や食物繊維が豊富、味わい深く高級食材ですが今年は安く手に入ります。
百合根と里芋のグラタン。
ヒラタケと牡蠣のぺペロンチーニ風。唐辛子の辛さはカプサイシン、赤い色素はカプサンチンというβ-カロテン。少し入れても結構辛い。
ポリフェノールという名前は色々な物質の総称なので、アントシアニンやカテキンなどもポリフェノールに分類されます。
紛らわしいですね。だから色で分類したほうが楽しいのです。
ラベル: 伝統野菜