山葡萄ジュースで育った私の味覚。

2010年10月17日 18:32

山葡萄ジュースで育った私の味覚。

meg


私はブドウジュースの味を知らない。小さい頃は紫色のジュースは「ファンタ」や「粉末ジュース」がほとんどで、両親から飲んではいけない、と告げられていた。

 

ブドウジュースは知らないけれど山葡萄搾り汁の味が自身の味の基準だ。山葡萄ジュースは幼ごころに「病人や産後の人が飲むもの」と認識。見るからに紫でドロドロしていて見かけは薬の様であったが、ちょっと舐めたら甘酸っぱくて渋くて下にツキツキして、お酒のニオイがかすかにして、やっぱり子供の飲み物ではない・・・と感じていた。

 

診療所勤務のときは患者さんから1升ビンで山葡萄搾り汁を頂いた。油断していると発酵してお酒になる。おもしろい・・・毎日楽しめた。

 

食品の機能性成分が明らかになるにつれて山葡萄の成分が脚光をあびている。赤ワインより多いポリフェノール、特殊なポリフェノール・レスベラトロールを含有。

yamabudoh

それはさておき山葡萄でも交配種と野生種があり、それぞれ味わいが異なる。向かって左側が交配種のジュース、右側が野生種のジュース。

交配種は残念ながら味わいが普通のぶどうに占領されている。しかし房が多く収量の点からは有利だ。

brunch2

野生種は写真の様にまばらにしか実がつかない。しかしその味わいの奥深さと赤紫の色合い、育った大地を想像するほのかな香りが懐かしさを呼び起こす。


farm

奨励作物で山葡萄は岩手県北部で大量に生産された。各地でジュースにされビン詰めでカテゴリー分類なしに産直に並べられている。良い物からそうで無いものまでさまざま。さらには山葡萄ワインまで出ているが、はっきりいって美味しくない.


wine

いろいろ飲んだなぁ・・。

 

やはり野生種のものが好きだ。

 

味香り戦略研究所の味分析。

図2平均値比較
普通のぶどうジュースより甘さ・酸っぱさ、濃さ、渋さともに味のエリアが広い。外見からして異なる.

図1二次元散布図

その山葡萄ジュースにおいてもメーカーごとに異なる。くずまきワインの製品と九戸村の森の貴婦人は味の座標軸のポジションが良い。いずれも野生種の製品だ。

Dr.MEG の岩手のアンチエイジング食材で購入可能です。


http://www.i-hanaya.net/makers/hitohana_yasai/


スライド6


くずまき山葡萄原液。原液はごくごく飲むジュースでは無い。ワインのようなコクがある。だから少しずつ。

yamabudouh Kinmiya


酔いたかったら焼酎金宮とのベストコンビネーションを。山葡萄ワインはもちろん、そこらのアイスワインやリキュールより断然美味しい。せっかく美味しい山葡萄原液。ワインにしても山葡萄はワインには適していないので勝負はあきめたほうがいいと思う。スパークリングワインは評価が高いそうだがお値段が張る。山葡萄原液+金宮でその6割の価格。

 

休肝日は山葡萄原液だけにしよう。

 

この出会いはかつて野菜王ブログで酒王吉田類さんとの酒席で報告している。

http://yasaioh.digital-dime.net/archives/1254896.html

 

それで・・・なぜ山葡萄が美容・健康に役立つのか・・・次回。