講演後、げんきの郷認定店1号レストラン・加古店長さんのノンナカコーレへ。

2011年3月2日 17:03

レストランウエディングも出来そうなきれいな郊外レストランだ。店長さんのイメージそのものの清潔感あふれる店内だ。東海市加木屋石田78・電話0562-32-8788



まずは大盛り野菜サラダ(4名分)が。知多半島でとれた新鮮野菜だ。水なすの水みずしさがうれしい。この季節にしてはどの野菜もそれぞれの味わいを持っている。

店内を見渡すと圧倒的に女性が多い。最近思うのは野菜生活の周辺には女性が多い。食産業は今や女性客を抜きにしては成り立たない。女性はこういった野菜サラダに大喜びするが、男性は面白いほど興味を示さない。以前新聞で20—30代では女性の方が年収が高いという地域があるという。特に産業が無い地方、介護とか看護とか資格を持っている方が雇用には優位だ。定番野菜メニューは大事だ。

次にスープ。
キャベツは柔らかい方が好きだ。

ピザ2点。クリスピータイプでなかなか。特にイカのトッピングのモノが素晴らしい。

そしてパスタ。クリーム系とトマトソース系。必ずウケる味のゾーンをきっちり狙っている。

デザートは店長いわく「フルーツは自慢できます」。知多半島で収穫されたイチゴとキウイ。イチゴは柔らかくてジューシー。柔らかいとへこみやすく日持ちしないので流通には不利。こうして地産地消で頂くのがベスト。愛媛みかんはかつてブランドだった。しかしオレンジの輸入が始まってからキウイに転作した農家さんも多かったと聞く。お店の入り口に水なすやキウイがそのまま販売。

この店は「あいちげんきの郷認定1号店。」げんきの郷は単なる産直ショップだけでは無い。知多半島の地域全体が「暮らす」という共通の認識を野菜生活で表現しているに他ならない。このレストランは知多半島の一部なのだ。生産者の写真と心意気が掲示されてる。

ノンナカコーレは田舎のおばあちゃんという意味。名古屋とはちょっと趣が異なるこの地域。店長さんの真摯な仕事ぶりは生産者への敬意となって、それがまた良い野菜を仕入れる循環へと繋がる。生産者もまた「オレの作った野菜が食べられるからあのレストランに行ってみて」と自慢できるのだ。

高木さんはすでに何年も前からこういった構想をマニュフェストに掲げていた。次は何を遂げるのか?      
大注目のシニア野菜ソムリエさんだ。