飛び交う情報とどのように付き合うのか?

2011年4月25日 7:20

心底、穏やかに暮らすなら放射能飛散も少なく、酸素も水もきれいで、余計な情報も入ってこないネットが繋がらない、そして避暑地となる場所を確保しておくことをお勧めします。4月中旬で残雪が・・・。

新聞、雑誌、ネット・・健康情報や、最近では放射能と健康の関連記事が多い。そのたびに「どうなの?」と質問されても、正式に答えるとメディアに登場する方々と同様の表現で答えざるを得ません。・・・の可能性がある。・・・は否定できない、などのまどろっこしい発言にとどまる。「だからいったいどうなのだ」と言われてしまいそうです。

いろいろな科学論文があって、それらを集積して(積み重ねて)解析して、一つの結論について「重みづけ」をします。Possible, likely, definiteという決まり文句があります。たとえば「人間の文明生活が排出する二酸化炭素は地球温暖化の原因である」という論文を集めて解析し(メタ解析)、最初は「たぶん可能性あり」とう事であったが、数年後は「確実に」温暖化の原因になっている、と格上げされた。

そもそも科学に100%0%は無い。原子力とか放射能を学校で教えてくれないし、むしろタブーの領域だったような気がします。

根拠ある結論をできるだけ選び、それに基づいて指針を作成したり、判断に役立てます。放射線量の管理についても今回の原発事故のための管理指針ではなく、原子力を利用していくにあたり管理基準がすでに設定されています。幅があって一般人と放射線業務にかかわる人でも異なるし、平常時と事故収束後の復旧期間、緊急時でそれぞれ異なっています。被ばくはわずかでも少ないにこしたことは無いので平常時は医療被曝以外の放射線利用による被ばく量は1ミリシーベルト/年以下に抑えるように努力がなされているが、これらは国際放射線防護委員会ICRPで決められています。

それでもこれまでの歴史をふりかえってみよう。薬害エイズ、C型肝炎、B型肝炎、アスベスト・・・。後になって判明したことは実に多く私たちはいつだって未知なる世界を生きているのだ。そして日本という国で生きていて、その国が有事なのだから、国の指針で生きていくしかありません。日本という国に絶望するなら海外で暮らすしかないでしょう。念をおすが絶望する必要はありません。

健康を害するファクターは多数存在します。塩分を多く摂取している日本人男性は胃癌のリスクが高いし、肥満もがんのリスクを高くする。紫外線も皮膚がんのリスクを上昇させる。健康に影響するいろいろな事実をすこしずつ抱えている。今回は放射能としばしお付き合いするということだ。

根拠に基づく情報の判断では、経験談は考慮されません。

しかし新聞に掲載された広島の被爆者の発言
当時、草木はもう生えてこないと言われた。でも翌年は種を蒔いて収穫して食べ繋いだ。そして私は生きている。

どんな科学論文や権威者の発言より力強く心に到達する。

さて電力不足が想定される今期の夏の快適な場所の確保のために、普段からなるべく足を運んでコミュニケーションを良くしておく。地方でも良い飲み屋さんもたくさんあり、生活も寂しくありません。酸素濃度日本一、水がきれいな街、岩泉町。

シンプルなもつ鍋

パスタは地元産の原木しいたけとアスパラガスがうなるほど美味しい。

一時的でもふらり旅でいらっしゃいませ。優しいスタッフとの会話、体内の酸素と水を入れ替えただけで心と体が軽くなるはずです。

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