惚れてしまう・・・理論的実践的ワイン会
2011年4月17日 22:46
そこで披露される宴にはテーマがあって、参加者は気づかないけれど、食材とワインと料理で魔法を作っています。
作戦会議も企画書もない。マスター・ソムリエ高野氏と岩シェフと vegetable forecaster三人の暗黙の了解。
日本には悲しさが溢れていたけれど、東北地方に桜前線が北上して、人びとの「~したい」が湧き出て来ました。
秋田県の山菜を提案した。ユニークな山菜が沢山ある。昔から芽には命のパワーがあって長い冬のあと芽吹く山菜は、人々の命をめざめさせる、と語りつがれています。
独特の風味は植物化合物。あく、全て悪いわけではありません。むしろ秘めたるパワーは未知数。
今日の山菜にはちょと人を好きになってしまうチカラがある。
クセのある食材のお料理、参加者には賛否両論だと思うけれど、マニアックな世界はいつだって対極がしっかりと存在しているのです。しかしかなりのテクニックと力作です。山奥の温泉旅館の山菜料理はもう勘弁・・・という私に「あ~ん、美味しい」といつに無く体がクネクネしてしまう内容。
しかし、こうして並べるとやはり野草という感じです。これを使いこなすとは・・・さすが岩シェフ。
前菜:秋田からの山の菜、は雪解けの土から顔を出した山菜が、よそ行きのお洋服を着てお皿に並べられた様だ。岩シェフのお力であか抜けました。
山菜とホワイトアスパラのフリット・リゾット添え
アザミは漢方薬でも使用される。行者ニンニクはニンニクと同じ成分を持つ。山菜の中になぜだかときめきたくなってくる成分が・・・秘密。
サワラのオーブン焼きふきのとうソース
ホエー豚ロース肉とアスパラのインヴォルティーニ
チーズを三種 ブルー・山のチーズ・生チーズ
苺のクレームダンジュ
身体の変化に気づいた人はいないと思う。
ワインは野生味溢れた個性たっぷりの料理を、ステージと品格をそのままに心と身体に浸透し、素人のたしなみでは語れないこのハイ・レベル。
バロンドブルバン・ブリュット・ブランドブラン[原産地:フランス、ブロバンス地方]
コート・デュ・ローヌ・ベルルーシェ・シャプティエ2008[原産地:フランス、ブルゴーニュ地方・マコネ地区]
ペラン・ダヴェル・ロゼ2006[原産地:フランス、ラングドック・ルーション・ガール県・タヴェル村]
わ~参加して良かった・・・の井筒ワイン長野県産地呼称認定・メルロー樽熟/スープリーム2008
安曇野ワイナリー、紅木花2009[原産地:長野県、長和町]
キリアンワイン・メルローアイスワイン2005[原産地:中国]
きっと隣席のひとが素敵に見えたと思う。惚れ薬・・・いろいろ調べましたが、アルコールだけではダメ、歴史的に特効薬無し、大切なのはムード。
そうなるとこういったワイン会ですべてのファクターを取り揃えて、そして恋にズドンと落ちる、試す価値はあるかも・・。
参加したけど何も変わらなかった?年代もありますしね・・・。
治療に反応する人をresponder, 反応しない人を non-responder と呼びます。どんな最新治療薬でも non-responder はいます。
相手がいない?状況を変えるファクターを整える努力も必要です。こういった会に積極的に参加しましょう。
消費電力節減で、少し暗めの世の中も、それが寄り添う言い訳けになりますね。
次回は心と体が透明になれる食材を提案します!!!
ラベル: しあわせを運ぶワイン会