被ばくと肥満の発がんリスク:それは体表面積ではなくて・・
2011年4月26日 23:14
なかなかうまくいかない肥満の方の指導。
国立がんセンターの研究チームがこれまでの発表論文や国立がんセンターが実施してきた疫学研究をまとめて、低線量の放射線による影響と、生活習慣によるがん発症の影響と比較検討した結果が公表された。
健康に影響が出るといわれる100ミリシーベルト~200ミリシーベルトの被ばく、こちらはがん発症リスクが1.08倍になる。野菜不足だと1.06倍とほぼ同じ。驚きでしょう?
肥満だと1.22倍という・・これは注目だ。塩分摂りすぎは最大1.15倍、ちなみに喫煙は1.6倍。
今日BMI49という肥満の男性の指導をすることに・・・。
100ミリシーベルトの被ばくより肥満の方が、がん発症リスクが高いのですよ!
「えーーっ、それって体表面積が大きいからですか?」
「・・・・・・・」
科学情報をもとに説明するのもなかなか大変です。リスクは影響指標、ものさし、みたいなものです。
肥満の方、自分で料理できないし、せめて朝食だけでも、なにか簡単に食べられるものを・・。
ひと花やさい http://doctor-ls.com/hito/
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それからクレソン、肉料理の多い方に。
体表面積ねぇ。
ラベル: 放射線防御と食の基礎知識