原木しいたけ

2011年5月3日 22:54

椎茸(しいたけ)はいつだって手に入る庶民の味方。香りマツタケ味シメジ、とはいっても、すき焼きや焼き肉にぴったりだし、味・栄養価とも値段以上の価値があります。

でも一般的に「しいたけ」として販売されているのは菌床しいたけ。なめこやえのきみたいに水と温度があればどんどん成長できるキノコ類同様、最近施設栽培が増えました。


しかし本来はこの「原木しいたけ」が正式な椎茸で、私はこの味で育ちました。写真は岩手県岩泉町の原木しいたけ、産直で手軽な値段で購入できます。


薪の長いやつに椎茸菌を植え付けて空気のきれいな森林の木漏れ日で静かにゆっくり生育されます。外見はこんな感じで不細工、柄の石付の所を見ると太く、カットされていません。一方、菌床しいたけは水っぽくて柄の部分がカットされていて、水っぽいものほどすぐにカット面が変色します。


シイタケはそのものにうま味が多いので主役になれます。これはオーブンで加熱しただけですが、ガーリックバターが良く合います。意外とバルサミコ酢もイケます。肉の代わりになりますから健康メニューにお勧めです。ただ原木しいたけのほうが断然美味しく仕上がります。

ゆっくり育って傘状で表面がギザギザでゴシゴシ洗えない露地栽培の原木しいたけ。どうしたってごく一部の地域で放射能カウントが高くなってしまいます。

でもほかの地域の原木しいたけは大丈夫ですよ。