新型うつ病

2011年9月26日 22:07

うつ病は、脳の中の神経の伝達がうまくいかなくなるなどの機能の異常によって起きる病気であり、「気の持ちよう」や「心の弱さ」などで起こるものではありません。きちんと医師の診察を受け、適切な治療を受ければ治すことができる病気です。

軽い慢性そう状態の私は、いずれセロトニンが枯渇してうつ病になるかも・・と自己診断し、周囲の精神科の先生に「そのときはよろしく」と話しています。が、いまだに「軽い慢性そう状態」。

従来型うつ病の患者さんの性格的傾向は、几帳面、まじめ、融通がきかない、自責的・・といった、傍らでみていると「なにかしてあげたい、支えてあげたい・」そういう気持ちにさせられました。

最近ではそういったカテゴリーに当てはまらない非定型うつ病(新型うつ病)というカテゴリーが出現し、企業運営に影響を与えています。

一般的なうつ病の特徴的な症状には、「いつも落ち込んでいて、好きなことでも楽しめない」「朝、調子が悪く、夕方~夜にかけて回復する」「不眠」「食欲が落ちる」などがありますが、これらに当てはまらない症状を示すうつ病が、若い世代に目立つようになりました。

性格的な特徴は、無気力、自己中心的、逃避的、他罰的・・・。具体的に言えば
. 良いことや楽しいことがあると気分が明るくなる
・過剰に眠る
1日に10時間以上眠る日が一週間に3日以上ある場合、過眠とみなされます。
・夕方にかけて調子が悪くなる
・過食の傾向
・身体が鉛のように重い
・対人関係に過敏になる
そういう人、あなたの周囲にいらっしゃるかも・・。

基盤に精神的な未熟さがあり、薬物療法だけではあまり効果がないと言われています。休養を命じても自宅におらずレジャーに出かけたりすることも。社会という環境に適応できない、ということかしら。表向きの態度はどうであれ、個人の悩みは深いのでしょう・・。でも、「コノヤロー」と言いたくなるし、他の社員の士気をダウンさせてしまいます。

どこで人間成長するかはそれぞれの人生。従来型うつ病の患者さんが、かつて「うつ病は人間道場」と語っていましたが、新型うつ病の方の再発率は高いのだそうです。

              

治療プログラムに、デイケア、というものがあり、お料理などするそうですよ。



             

揚げ物が多い弁当は栄養学的にも脳に好ましくないですね。 

日々のお料理で予防も期待できそうですね。息抜きの一杯も大事。緑に囲まれる、四季を感じる・・・家庭菜園も処方ですかね。

「脳がハッピー」な環境が重要。しかしサラリーを得なければ認めてもらえない昨今、ある狭い領域に自分をあてはめ、職場にしがみつかなくてはならないつらさも、十分わかるのですよ。

いろいろな企業があって、診断書を持参したとたん解雇の企業もあれば、どんな状況でも解雇されない立場を良いことに、年金をもらうまで職場にぶら下がれる職域もあるのも事実です

心の乾布摩擦が必要かもね。


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