ココロが震えるキノコ・・・・・初雪なめこ、ヒマラヤひらたけ

2012年4月20日 19:29

青森県田子町は言わずとしれたニンニクの産地。しかしそれ以外にお宝食材がありました!!



フェイスブックで友人が投稿したキノコの写真に惹かれ、導かれるまま生産現場へ。その工場は「秋」。そうか!キノコの旬は秋、湿度、気温、それから森ではないのに森の香りがする。


会社はコチラ↓↓

http://www.takko-nameko.com/index2.html




キノコの状態を見ると、そこが素晴らしく良い環境であること理解できる。



初雪なまこ。天使が登場してききそう・・。あるいは真珠のベールに覆われた白色。美しい・・・。



そして思いがけず巡り合えた「ヒマラヤひらたけ」。天に手をさしのべたようなその佇まいは、神がそこにいるのでは?と思えるほど神聖な雰囲気だった。




キノコたちはもしかしたら特別な周波数とか、香りとしては認知できないけれど、なんらかのアロマ効果か、よくわからないけれどそのような力を持っているのかもしれない・・。



いつになく非科学的になってしまう。



それもそのはず帰宅の車中、田子町に以前UFOが出没したという伝説がまことしやかにあると・・・。



また出かけたくなる不思議な町・・・。看板はユニークなんですけどね。



帰宅してから初雪なめこのカルボナーラを作りました。ナメコのぬめりがパスタに絡まりついてクリーム少な目でも美味しく仕上がります。これが真の美食と本日の行程をかえりみるのでした。


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伝統的地中海式料理・・・なかなかお目にかかれません。

2012年4月7日 11:36

本物には日本ではそうそう出会えないのが伝統的地中海式料理。医学的に健康食として支持されている稀有な食文化。

その食材の使いまわしかたから相違が感じられます。伝統的地中海食ダイエット・ピラミッドのベース部分、身体活動(運動・労働)に注目です。ダイエット、は減量という意味ではありません。健康を食から追求する方法です。念のため・・。

穀類からの炭水化物は身体活動によって必要量が変わりますから、ここは個々人の生活内容によってケース・バイ・ケース。低糖質ダイエットが良い・悪いは身体活動内容がどうか、という議論なくしてはじまりません。図の赤い点線で囲んだ部分、運動が少なければ炭水化物も少なめ、とすればいいのでして、糖質制限食で脂質からのエネルギー量を増やすなら、オリーブオイルなどの良質の油脂を選択しなければなりません。このあたりが「肉を食べるダイエット」の矛盾点です。

日本国民は額に汗して働くことを忘れてしまい、そして自ら選ぶべき食事も見失った様なのです。専門家には、そのあたりを正確に指摘してほしいです。

基本的に地中海食では頻繁にお肉は食べません。でもコース料理で頂くとメインはまずお肉。いつも思うのは、多い・・・、これを13回に分けて食べたいな・・。
さて最近食べた順からご紹介、盛岡材木町の「ミタイ・ミタ」



前菜のサーモンのサラダ


ハモン(生ハム)




チョリソ(山の中でつくられるハム、という意味。スペインでは山岳地帯でつくられるそうです)



白身魚(塩干しのタラ)のぴろぴろ(煮込んだ時の音を表現)。パンと良く合います。


パエリア



デザートのミントのシャーベット




東京銀座「バリ・デ・オジャリア」


伝統的なセレモニー用、お酒の注ぎ方。店主はこのスペインの特殊な資格を持っているそうなのです。



かんきつ類、季節の野菜サラダ。ツナ(白身魚)、茹で卵も。オリーブオイル、ワインビネガーで味付け。拡大写真、タケノコのようなものがヤシの芽のオリーブ漬け。アクセントになかなかでした。アーティチョークと姫タケの中間の味。




オジャ。ヒイカ、トマト、玉ねぎ、にんにくが入っています。パエリアが有名ですが、スペインは特別お米を多く食べる文化ではありません。オジャは日本の「おじや」が語源ですが、料理する鍋の形態が「オジャ」、それで塩漬けした肉をまめと煮込んだりするのだそう。映像のピントがずれていてごめんなさい。






ポークのお料理、芽キャベツ、マッシュポテトそれからかんきつ類のソース。それからシェーリー酒。

地中海食はあまりお肉を食べません。





ハチミツのチーズ・ケーキ。かけてあるマーマレードがバレンシア風(バレンシアはスペインの地方都市)です。でも日本人だからこその繊細なスイーツ。

スペイン料理の特徴はオリーブオイルと新鮮な魚介類。ともかく摂取する油脂のバランスが良いのですね。それからかんきつ類を普通の食事の一部としているのもアンチエイジング的です。オレンジなどのかんきつ類の輸出はトップクラスです。



そして再度ミタイ・ミタでのランチ



前菜、これにスープがつきます。トルティージャ(スペイン風オムレツ)も有名ですね。オリーブが塩辛くなくて、とっても嬉しい。



鶏肉の香草焼き。付け合せのキャベツとレタスの千切りはビネガーたっぷりの爽やかしたて。


デザートは桜シャーベット。

これで1000円はお安いです。ゆっくり頂くのならこのコース。少なめのコースもあるし価格もランチ価格なので、仕事の合間の昼食に。

研究熱心な若い店主さんと少しお話ししましたが、お肉や魚を出さないとお客さまの満足がなかなか得られないとか。とても気持ちは良くわかります。伝統的地中海料理と野菜料理の追及、いつか実現したいです。それがアンチエイジング食を極める事になるのですから。

ヨーロッパの片田舎を旅し、安いホテルに宿泊すると、提供される朝食はパンと果物と紅茶くらい。オプションでハム・ベーコン、卵料理もありますが、それに比較してかなり高い印象をうけました。


憧れの伝統的地中海料理・・・まずは野菜調達からだなぁ・・・。







じゃじゃ麺:その不思議な食べ物

2012年4月5日 21:28

高校生から盛岡へ転入し、食べ物では度肝を抜かれることが多々あった。



麺、である。冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば。すべてが不思議だった。



なかでもこのじゃじゃ麺。女子高生には少々きつかったが、ボーイフレンドに連れていかれて楽しい思い出と言えば、まあ、そうなのだが。



県庁近くの桜山神社前、そのたたずまいは変わりない。明日は子供が自分と同じ高校へ入学する。試着した制服が昔の自分に重なる。何気なく通りかかったので、なにげなく入店する。



そういえばディスティネーション・キャンペーンで吉永小百合さんが食しているシーンが放映されている。あの光景、財布にはカードなど入っていなくて、一万円と千円札が数枚で飲みに出るムードこそ、盛岡のオヤジ呑み文化に共通。これが実に温かで心地良い。



決して美味しい麺では無い。しかし10年ぶりくらいにこの店を訪れて、過去のシーンがよみがえってくる。



お気に入りの人とくれば、サイズは小。気乗りしない相手とくれば、サイズは大。匂いを気にしなければ、すりおろしニンニクをたっぷりいれて黙々と食べる。



そして仕上げのチータン(卵スープ)。かなり野蛮なメニューだと思う。なにしろ麺を食べ終わったあとに目の前の生卵を割って自分でかき混ぜ、それをお店の人に手渡し、スープと追加ミソを入れてもらう。濃い味が好みなら「ミソたっぷり」という。ネギが苦手なら追加スライスネギの投入を断ることもできる。



美味しい?思わない。明日は食べに来ない、1か月先も食べに来ない。でも1年経ったら解らない。もしお店が無くなると聞けばたいそう残念に思うだろう。



盛岡で暮らしてきたんだなぁ。なんだか不思議な気持ちになる。今度は子供と一緒に来てみよう。さっきからボーイフレンドがそのまま浮かび上がってくる。じゃじゃ麺と今朝の子供の制服姿が当時の私の気持ちにさせているのか。



席の後方にじゃじゃ麺は初めての方2名。私が会計して出ていく姿をめずらしそうに眺めていた。思わず「美味しいわけではないのよ」そう言いたかった。「美味しいわけではないけどね、また食べたくなるの」。



思い出した。ボーイフレンドが「三回以上たべないと好きにならないよ」、最初にそう話していた。あの人はいまどこにいるのかなぁ。

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