食用ほおずき

2012年10月14日 20:57


 
流行り廃りも早いのが青果物業界

 
 
 

じわりじわりと認知度をあげてきた食用ほおずきですが、店頭で見かけただけで購入につながることはまれで、地道な営業が必要なことは言うまでもありません。

 
 

そういう努力をされ、最近、ブレイクしてきたのが岩手県岩泉町、早野商店の「ほおずきんちゃん」です。

 

奥さまがフランス旅行で偶然であい、惚れこんで自分で販売したい

 

その強い想いから始まったということです。それを現実にしたのが旦那様。

 

岩泉町は北上山地の中山間地帯、大規模農業には不向き。そこで契約栽培の農家さんを増やし、全国販売にこぎつけました。地域振興にも重要な位置づけとなっています。被災地の高田市でも契約栽培しているそう。

 

私が見聞きしているだけでも、開始からそれなりの年月が経過しています。やはり地道な生産指導や営業を重ねていらっしゃいまして、私もかげながら応援しておりました。

 

ほおずきを筆頭に、短角牛などの地元農産品も牽引しています。地域にはこういったリーダー的存在が必用、頼もしい限りです。

 

成功例にはやっかみの声も上がることも多々ありますが、早野ご夫妻のこれまでの努力をよく知ってから発言せよ、と言いたのであります。

 

偶然からヒットを飛ばせる時代ではありません。また類似品が出てくるのでしょうが、地域ブランド、その地域の確立が大きな盾になることは間違いないと思います。

 

岩泉町は空気も水も大変美しい町、商品の背景としては充分ですね。