テロワール
2012年10月19日 7:41
田崎真也さんのワインセミナー、テーマ・ブルゴーニュのテロワールに参加しました。
農学系の方から以前、テロワールとは原産地域に特有のワインの特性をつくる全ての生態学的要因を示す、あるいは、土地固有の個性や地形・土壌・気候など葡萄の生育に関する環境の総称、と教えて頂いておりました。
田崎さんの説明は後者に沿って話されておりましたが、テロワールは故郷と訳したり、はたまた英語に訳せない、とまで注釈があるほどの広い世界です。
野菜もまた同じですが、違いは収穫したてが美味しい(キュアリングが必要な野菜もありますが)こと。ワインは醸造なので、時間がたつほどに変化すること。新しい方が美味しい、逆に2年くらいではまだまだ・・・・あと10年すれば、といった時の経過が時代の移り変わりと経済的にマッチするか・・・ロマンを伴うのです。
今回はブルゴーニュの地区ごとのテロワールなので全て2009年もの
① Gevrey Chambertin V.V Les Corbeaux 2009
② Morey st Denis Les Chaffots 2009
③ Chambolle Musigny Les Sentiers 2009
④ Vosne Romanee Clos des Reas 2009
⑤ Nuits Saint Georges Clos de la Marechale 2009
⑥ Pommard Les Rugiens Bar 2009
私の好みは断然④
40歳を過ぎてワインの味を楽しめる様になりました。若い頃の授業料?が無駄ではなく・・・。そして野菜の知識が意図せずワインの講義までも楽しく感じられるように。田崎さんはさすがにトップ・ソムリエだけの講義内容です。
ワインで世界平和を成し遂げられるかもしれません。そういう歴史的側面もあると感じています(逆ももちろん、あり)。
午後2時からのセミナー、酔いしれる程、飲む事も出来なかったのが心残りです。なにせ1ボトル1万―1.8万円クラスのワインでしたので・・・・ちょっと世知が無いか・・・。
ワインも勉強を深めたくなりました。野菜とのハーモニー、ワインを知り始めてさらに世界が開けてきました。
帰路、ワイン色のセータが目にとまり、探していた色!と即購入。
ショップのスタッフのかたが「ボルドー色は今年の流行なんですよ」?今日の私はブルゴーニュ色よ!とこころで呟き・・・。大人だから楽しめる午後のひと時。