マッシュルームとハプニング
2012年3月4日 8:15今月のワイン会テーマ食材は徳島産マッシュルーム
http://yasaioh.shopdb.jp/2012/01/blog-post_08.html
ハプニングというものは避けて通りたいことは山々だが、一定確立で起こることになっているらしい。私の場合目の前で人が倒れるというケースだ。関わりたくないこともあるが、自分は医師であると自己紹介で始まったこのワイン会・・・参加者の平均年齢は高い・・。
それにしてもお料理のレベルが高い。
徳島産マッシュルームの前菜4品
生で、フリッターにして、パイ包で、オーブン焼きで・・こうして頂くとマッシュルームって控えめなキノコだと思う。ほかのキノコではここまで上品にいかない。
伊勢芋とマッシュルームのスープ
マッシュルームのうま味成分のシンプルなスープに揚げた伊勢芋がコクをプラス。これだけだと枯れたメニューだが、半生のマッシュルームが躍動感とフレッシュ感を与えている。
魚介類のソーセージ仕立て
みかけよりずっと美味しい。男性が好きな味。スパイシー。
信州上田地鶏「真田丸」のデュクセル焼き
柔らかくさっぱりと脂が抜けていてソースはちょっと濃いめ。周りの野菜付け合せが味の統率役に。
チーズを三種(カマンベール、カマンブルー、粕漬けチーズ)
チャンドラ・ポメロと生チーズのムース
かんきつ類のチャンドラ・ポメロがちょこっと。
ワインは前半清純派、後半は成熟派とマスターソムリエから説明
GAZELA[原産地:ポルトガルブラガ周辺]
あづみアップル、長野県原産地呼称認定・ソーヴィニオン・ブラン・ドゥジエンム2009[原産地:長野県、池田町]
安曇野ワイナリー、シャルドネ・バレルファーメンテーション2010[原産地:長野県、高山村]
アルプス、原産地呼称認定・ミュゼドヴァン・ブラッククイーン2009[原産地:長野県、松本市]
ブルゴーニュ・コート・ド・ニュイ・ヴイラージュ・ベルトラン・アンブロワ2002[原産地:フランス、ブルゴーニュ地方]
井筒ワイン、長野県原産地呼称認定・メルロー樽熟・スープリム2009[原産地:長野県、塩尻市]
メルローを注ぐときマスターソムリエは「メルローが好きな人は頑固でひとのいう事を聞かない」と私に必ず言う。うるさいなー。
安曇野ワイナリー、長野県原産地呼称認定・雅木花2010[原産地:長野県、長和町
宴も終盤、さて帰りましょう・・・というところで「人が倒れた」「先生!」と呼ばれる。条件反射的に駆けつける。ご高齢の婦人がふらふらして立ち上がろうとして、そして再度転倒。この時点で(頭を打った時点で)「これは救急車だ・・」と要請を依頼する。意識朦朧、脈の触知も微弱で冷や汗びっしょり。ところがしばらくして大丈夫だとトイレに立とうとする。抱えてトイレの介助・・・ふう。しかし顔面蒼白だ。
ところが救急車が到着するとその方はしゃきっとして「大丈夫、救急車乗らない、絶対乗らない」の一点張り・・・それもちょっと困る。帰宅途中、帰宅後、なにかあったら誰が責任とるの?関わるべきではなかった。
ともかく高齢もリスク。その上で注がれたワインを飲み干すかどうかご自身で選択していただきたい。
スッカリ酔いが醒めて、次のお店で飲みなおしたのです。