暮すように旅

2012年5月6日 15:27

旅は日本を元気にする




かしこまって空の旅でなくても、早朝から深夜まで運行しているJR、これを利用すると気負いなく国内旅行が楽しめます。普段から企画・立案・実行・検証・・・という仕事役割をしていると、普段の生活、特に休日は「だらだら」したくなるでしょう?



暮らすように旅。アンチエイジング旅研究家の私の推奨する旅です。



朝一番で函館へ、到着10時台。




レンタカーで函館山ロープウエイ。何度も訪れている好きな場所。夜景ではなくても函館を一望できる場所は深呼吸のリフレッシュ・ポイント。新緑の始まりの函館の風はやさしい。



そこからほど近い、唐草館でランチ。大正11年建造の建物を改装した媚びないたたずまい。食事に関しては絶対に失敗したくないので、あらかじめ下調べ。直前予約でも大丈夫で、ほっとする、いつも人気で満席の人気のレストラン。



1600円ランチを注文。もう1つ上の価格設定のコースもあります。



8種の野菜のスープ。ほんのりアスパラとニンジンとキャベツとかぼちゃと・・あと、なんでしょうか?いろいろな野菜の風味を感じます。白く浮かんでいるにはメレンゲ。



北海道小麦のパン。





紅茶で鶏肉を蒸して黒ゴマソース、マッシュポテトとチーズのソースを絡めるようにいただきます。しつこくなく、店内の落ち着いたムードそのもの。糸ひき加減がチーズの量が多いことを表現しています。






デザートも見かけは素朴、桜の花のシフォンケーキ、アップルケーキなど、しかし隅々まで行き届いた甘さ。メニューの流れを変えないお味でした。



もしかしたら創業当時からのレシピかも、と思うほどシンプルで、それがまたとても新鮮。そしてコーヒーがこれまた香り高く、締めくくり覚醒アロマ。



五稜郭タワーへ。桜が満開。これほどの桜が植えられていたのか、と、この時期だから気づけたこと、感謝。



湯の川温泉方面へ。どちらかというとこぎれいな温泉より歴史と地元文化を感じる風呂が好きな私は、共同浴場「山内温泉長生湯」へ。



入り口には番台があって、風呂敷につつんである常連さんの銭湯セット、脱衣所のかご、体重計、牛乳・・・そうです、ここは銭湯の温泉なのです。一見さんは振る舞いでわかるので、番台の女性からいろいろアドバイスがあります。つまり見られています。



お湯は・・・良かったですよ。55日なので菖蒲の葉が浮かんでいました。風呂上りは冷たいお茶を飲んで畳にごろり。



おっ、「お迎え来ましたよ」コール。



その後は赤レンガ倉庫へ。混雑がひどく駐車場断念。私は何度も来ているので家族だけ出かけ、私は路駐の車内で読書。これも楽しいなぁ。









そのあと駅近くの朝市へ。ほとんどが閉まっていました。ちょっと早い夕食。海鮮丼。このあたりのお店、レベルはほとんど同じじゃないかな?



お寿司の中に「芽ネギのにぎり」がありましたが・・・これはは勘弁いただきたい。小さめにカットしてネギトロなら許せます。



それにしても日本の食品のレプリカはピカイチだ。




白鳥乗車。新青森で新幹線に乗り換えて、22時前位には帰宅できました。



観光が活性化するとその地の農業を基本とした産業が活性化します。雇用が生まれるので若い人が残り、休日は農作業を手伝ったりしてくれるし、地元消費が増えれば専業農家でも生き残れます。

お菓子もユニーク。


これはさすが北海道ならでは、の餡子。




そしてこれはまた不思議なハッカ味の甘納豆

国内旅行、今の日本は洗練されています。気負い無く、暮らすように旅。お財布とスマホだけもって旅へ。アンチエイジング世代にお勧めです。

ともかくも、どうせじっとしていても加齢だけは進むのですから、楽しまなくちゃね。若い世代の目障りにならないような振る舞いで。