東北新幹線も良いのだけれど・・・在来線も捨てがたい

2010年11月29日 18:41




train

青森まで新幹線が開通する。八戸から青森へと延長されただけなのだけれど・・・。八戸~函館間のスーパー特急白鳥に乗り函館へと向かった。

information (2)
 

津軽海峡の海底トンネル。結構圧迫感を感じます。背もたれには海底トンネルの解説がある。


 pocket


それから意外!チケットを入れるポケットがあった!スイカの携帯電話は入らないなぁ。そもそも使用出来ない。車掌さんがチケット確認に来る。これは久しぶりだぁ。

kaisen
 

昼頃、到着。人並みに朝市の食堂で海鮮丼(ミニ)を頂く。あのぉ、お米がいまいちです。

kani1

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shop

snap

観光化されている。記念撮影

men

ラーメンのお店が多い。値段は安くレベルは総じて高い。でももう一度、ぜひ・・・という感じでもないかな?

motomachi


元町


 ice


アイスクリーム(ハスカップ)


 yakei


函館山からの夜景。

 

若い頃、一緒に来た人は今頃どうしているのか・・・などと考えてみる。


sighn
 


帰宅。青森駅の構内。


water


なんだか懐かしい。水のみ場。車両案内。

 

今回は別の目的で訪れた函館だが・・・以前と違うのは道行く人がアジアからの方々が多くなった・・・ということだ。

 

でも・・あまりに快適仕様。エレベーター・ガール、インフォメーション・コーナーの女の子は東京の娘よりすまし顔だ。

 

地域限定食とやらも全国一律。こうなってくると北島三郎の「♪はるばる来たぜ函館ぇ」の「とーっても我慢がぁーできなかったよぉ」の「じれったさ」「いじらしさ」みたいな事が懐かしく思える。

次は、襟裳岬かな・・・。

いぶりがっこ・・ぬくもりの魔法

2010年11月28日 18:41

秋田名物いろいろありますが「いぶりがっこ」は名前こそ知れどのような製法かは知られていないと思います。いぶり:燻製、がっこ:つけもの・・その名前の通りですが、かなり手間隙がかかります。

stand 


focus

高橋麗子さんは自分と家族のために、ずーっといぶりがっこを作ってきた。有名になっても自分のライフスタイルに変化は無い。いまでもこの通りの美しさ・・・秋田美人は何歳になっても美しい。秋田は美人が多い。これは本当。


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ningin


大根やニンジンを紐で縛っていく。

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gakko2
 

つるして桜の木を燃やして燻製にする。

 

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pick up



桶あるいはバケツに燻製にした大根をならべ・・・                        

                                    

papper
 

玄米とざらめをまぜたものを交互に重ねて最後にトウガラシを乗っける。


vfc

 

わたしも参加するが手際が早く少々足手まとい。

 

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樽じこみ。しばらくすると水が出てくる。


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with rice
 

スライスしたがっこ。ごはんに合う。秋田は米どころ。

 

soup

その他のメニューも美味しい。

sign



農家民宿をやっている。ご飯を食べるだけでも楽しい。


E-Mail:mitsumata-syunsai@amail.plala.or.jp

 

漬物も工業的に「漬け汁」に入れて短時間で仕上げるものも多数ある。

 

手間をかてるだけ美味しくなる、すなわち醸造・発酵をその土地の自然と暮らす人が利用した食文化。

 

口腔内のぽりっぽりっとお米のほわりほわりが、唾液でじゅじゅじゅっと混じると、あー幸せ日本人。おっと、この表現は東京農業大学名誉教授の小泉氏調・・。なんでも近じか訪問予定とか・・・。

本物にんじん、秋田市横手で見つけた・・・。

2010年11月24日 18:40


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この縛り付けられたニンジンは秋田名物いぶりがっこに用意されたニンジン:横手市山内三又にんじんである。

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最近のニンジンは甘くてGI値が高い。昔のニンジンは子供が嫌いな香りと味で、食べられない野菜の代名詞だった。

 

しかし・・・栄養価もかなり低下しているとか。βーカロテンは低くなり糖度だけは上昇。GI値が高めなのでアンチエイジング専門の先生方は敬遠している。それも行き過ぎかと思うけど・・・。

slice

 

野菜食べたなぁと思えるニンジン。せり科の野菜はがん予防デザイナーフーズのトップに位置している。しかし最近のニンジンの話ではないだろう。


黒酢で食べればニンジンの香りが気にならず、これが結構美味しいんです。千切りニンジンと黒酢・・お試し下さい。

http://www.kurozuya.co.jp/
 

やはりこれくらい匂い・味・色などの野菜の個性(イコール野菜の植物化合物;フィトケミカルと考えてよろしいです)があってしかるべき。おじいちゃんが持っていた30年物の朝鮮人参を思い出した。食品成分表にはフィトケミカルについての記載は無い。もし健康・美容のためにベストなにんじんを探しているなら、匂い・味・色がニンジンらしいものを選ぶべき。


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このニンジンをまもってきたのは・・・・いぶりがっこ界のマザーテレサ高橋麗子さんだ!

 

続く・・・・。

イチローは3年前からカレーを食べていない・・・ちょっと思い当たるフシ

2010年11月19日 18:40

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朝カレー(正確には朝・昼兼用ブランチ)が有名なイチローだが3年くらい前からカレーを食べていないそうだ。かわりにパン、そうめんを食べているそうだ。

bread
noodle

イチローも37歳だし・・・おそらくイチローは野菜が嫌いだ。野菜が嫌いだから奥さんが野菜を刻んでカタチの無い状態で食事を準備する手段だったような印象だ。あくまで推察。

 

それに若い頃はこってりしたものでも朝から食べられる。でも30半ばを過ぎれば、消化機能もしだいに低下してくる。それに野菜などから食物繊維を摂取しないと、コレステロールは低下しない。普通カレーは脂質が多い。テレビで見たイチローのカレーもその様・・・。多分脂質代謝に黄色信号が出始めたのかもしれない。

 

パンとそうめん・・・精製された炭水化物だけでは単にエネルギーだけしか得られない。学生ならば学習効率が上がらないし、消化のとき起こる熱産生も低いので冷え性のヒトには勧められない。炭水化物と蛋白質が学習効率アップと体温上昇に必要。

 

イチローは野球が仕事なのでエネルギーは運動で消費される。運動するから熱産生も問題なし。

 

野菜は?多分それなりに少しは食べるようになったかもしれない。おそらく・・・おそらく推察だが、多分スポーツドクターのアドバイスでサプリメントを内服しているのではないだろうか・・・?

 

30歳半ば過ぎのスポーツ選手は持続のためには自分自身を知り、理論的な管理を始める。すなわちアンチエイジング世代なのだ。

 

40歳を過ぎたら雑穀ご飯をイチローにも食べて欲しいなぁ

 

医療で野菜を語る・・・そしてその後に

2010年11月13日 18:34

医療で野菜を語る
医師・シニア野菜ソムリエとして「医師会学術講演」の講師をつとめさせて頂いた。エビデンスに基づいて医療での野菜の位置づけを説明。そして科学的に説明する野菜の味、そして美味しさの追及。
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講演のメッセージは美しい日本と美味しい日本の食を後世に残すこと。日本の食の問題と健康状態の問題を丁寧に解決する道筋のその先には再創造された日本の食が見えてくる。

美食は美食。安くて悪いものを食べて健康を害している人が多い。食べる量ではなく中身の問題。理屈というものでは無く理論で語った。
寂れた街にコンビニ、パチンコ店、ラーメン屋だけ・・・心も寂れるだけ。美食を支えるのはそれを食す人びと。

その後、メッセージを携えたまま、お願いしていたワイン会の会場へ。
食材、シェフ、ソムリエ、場所、その空間で食する人びと。価値を十分に理解し合える方々がこの会のその先に何を生み出すのか?私は自身のもてるだけの力でそれらを思い切りたぐりよせてみた。
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ホテルメトロポリタン盛岡の狩野シェフと高橋シェフ。

お料理の腕前はもちろんのこと、以前にたきこまの会で農家さんと会話をする姿がとても優しさに満ち溢れていたのを記憶している。

私の味覚の信頼ベースは「人」。

そのシェフと岩手県の食材と、国内ワインのハーモニーが知りたかった。もしも・・・もしもだが平泉中尊寺が世界遺産に登録された時、世界でも通用する食が岩手にあって欲しい。あるはずだし、そうならばスポットライトをあてておきたい。
menu
岩手のワインをここで無理に合わせる必要は未だないと思う。長野ワインなら・・?忙しいマスターソムリエ高野氏に無理を承知でお願いしてみる。
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来て下さった。心意気。一流であればあるだけ懐が深い。
乾杯はトスティ・ロゼ

三陸産ムール貝と小海老のプルギニオン風。
そして塩尻メルロー・スパークリング:長野県塩尻市

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やわらかな潮騒、海草のちょっとした滑りとわずかなにがりを感じた後に発砲のさわやかさでコースのはじまり。

フォアグラのパルフェ彩り野菜と共に
シャートー・デュ・グランムエス・ロゼ2008(フランス・プルミエ・コート・ド・ボルドー)
parfait

フォアグラを野菜と絡ませる。女性醸造家のロゼワインに似合いの美しい新鮮なメニュー。気持ちが高鳴ってきて、最初は言葉数の少なかった方々がなごやかになってくる。

soup

あいこトマトと小岩井卵のスープ

なかに野菜が意外と沢山浮いている。たまごとワインは合わせにくいとか。しかしトマトの風味が卵の存在をさほど感じさせない。

ソイと帆立貝のポワレ赤ワインバターソース
シャルドネ・バレル・ファーメンテーション・マスターソムリエセレクション(長野県塩尻市)
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ソイの皮のパリパリとユリ花芽・アスパラのちょっぴりの苦みが魚貝類の旨みにとも良い。そして皆さん白ワインに絶賛。

舘が森高原豚ロースのソテーチョリソー入りソース
井筒メルロー樽熟成2008
wine
ワインに酔いしれてメニュー写真を撮り忘れる。付け合せのお野菜が、それはそれは丁寧で美しく料理されていて、末梢の末梢まで心が行き届いているのに癒される。

ラ・フランスのムース、グリオットチェリーのソルベと
雅木花(みやびきばなマスター・ソムリエセレクション)2009(長野県長和町、山崎農園)
sweets

とどめ
雪解(ゆきげ)長野県長野市
焼酎なのです。

食は幸せになる手段。創造していくもの。混沌としたものが1つの方向性に向き始める。

ワインを披露するだけでなく会の話題、ムード・・細部に気持ちをいきわたらせ、会話の空間に相応しい言葉を静かに発する。ソムリエの真髄。だから今日はソムリエが必要だった。

初対面の方々と食とワインを共にする。何気ない「行事」ではあるが、出会いに私なりの思いを込めて、それを理解し支えてくださったメトロポリタンニューウイング・モントフレーブの方々、マスターソムリエ高野氏に心より感謝を申し上げたいと思います。

ごちそう様でした。今日も幸せです。




アンチエイジング旅

2010年11月7日 17:34

アンチエイジング旅とは・・・呼吸する・眠る・食べる・排泄する・・・大自然の中で人間のありのままの生き方に向かい合ったとき、見失った自分のベストコンディションを知る・・・その旅の事。

 

仕事・家庭生活のルーティンワークの中でも優等生を演じようとすると疲れてくる。以前のように突っ走れなくなってきた・・・45歳の自分のベスト体調を最近見失っている。

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奥入瀬への道。ちょっと冷たい風が気道に入り込む。急ぐ必要もせかす人もいない。

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蔦温泉。古い歴史。木造が暖かい。

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並びの売店。カテゴリー分類が無いのが良い。店主もおだやかにお店に佇む。物欲がなくなってきているのが解る。生きていくことに必要なものは意外と少ない。

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階段。ぎしっぎしっ。
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階段。ぎしっぎしっ。

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ゆっくり温泉につかり、食事を頂く。このメニューはノース・ヴィレッジ・ウエルネスの温泉・半断食・アンチエイジングプランのもの。特別試食させていただく。素材は自然のものをそのまま。おしつけがましく無いマクロビ食。なんでも観衆は著名なお方とか。

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窓は紅葉の絵画。

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ひえの栗ご飯

栗はスタッフが裏山から集めたもの。

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挙げ蕎麦がき汁

天然舞茸の旨みが根菜類の甘辛みにうまく溶け込む。ちょっと固めの蕎麦がきは地元食。

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菊花海草サラダ

三戸町の食用菊:阿房宮

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くる途中に農家さんを見学。

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りんごのスクランブル

リンゴとくるみとゴマが自然の甘さ。脂質バランスを考慮。

これでウイスキーのめる・・・いやいや滞在中は禁酒だそうで・・。

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青森くず湯

ちょっと断食したあとのメニューだそう。

雪ノ下ニンジンの甘さが、忘れていた空腹状態に染み渡るのだろうなぁ。

 

気づきの旅・・・自分の命の情報に組み込まれた「生きる」を素直に見つめる。自分にとって何が大事なのか、青森奥入瀬の自然がそっと答えを導いてくれる。

 

現代人に必要なのは「ゼロの心地よさ」。ストレスは日常茶飯事。逃れてみるだけで健康状態は良くなる。これは売っていない。体感する場所の提供を受けることは可能だ。

 

海外旅行に行っても疲れるだけ・・。青森新幹線も開業する。何かに追われている方へお勧めです。

 

奥入瀬ウエルネス・ラボ

http://noviw.jp/

電話:0176-51-6351